「イヴの時間 劇場版(アニメ映画)」

総合得点
78.3
感想・評価
1417
棚に入れた
7636
ランキング
564
★★★★☆ 3.9 (1417)
物語
4.1
作画
4.0
声優
3.8
音楽
3.7
キャラ
3.9

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ネタバレ

STONE さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

イヴ・ブレンドが飲みたい

 人間とアンドロイドが平等な関係を築けるかといったテーマ
が主題。ベースにあるのはアシモフの「ロボット工学の
三原則」。この三原則は自立型工業製品であるロボットに
対する制御システムであるが、工業製品であるロボット(この
作品においてはアンドロイド)自体が感情を持つようになると、
全てこの原作通りでうまくいくものではなく、ロボットに
とってジレンマや苦悩を生んでいくことになる。この作品は
その辺をうまいこと捉えているなという印象。
 遠い将来、高度なアンドロイドが出現するようになると、
アンドロイドの人権が問題になってくるのではないかと
思わせるような作品。
 作品の主な舞台となる、「イヴの時間」のほのぼのとした
雰囲気には本当に惹かれる。実際、見ていてコーヒーが
飲みたくなりました。
 この店にいる時には開放感を得たようなアンドロイド達が、
店を出ると感情のないモノとしての行動を取るシーンが
描かれている。アンドロイドとしてはあくまで自身の制御
システムがそのようになっているだけのかもしれないが、自身
を押し殺して行動しているようで、見ていて痛々しい。
 元々は6本の作品を再編集したもので、若干はしょられて
いるような部分があるが、それは仕方ないかな。

投稿 : 2011/12/10
閲覧 : 276
サンキュー:

2

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