タック二階堂 さんの感想・評価
3.1
物語 : 1.5
作画 : 4.5
声優 : 3.5
音楽 : 2.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
京アニとしては…
『ファントム』――それは幽霊・妖怪・UMAなど、
人々がそれまで“幻”だと思い続けてきた存在。
そのファントムに対抗するため学院に設置された
『脳機能エラー対策室』。
そこに所属する一条晴彦は、先輩の川神舞とともに
ファントム退治に日々悪戦苦闘していた。
そんな彼らの元に今日もまた依頼が飛び込んでくる――。
魅惑誘惑幻惑の学園異能ファンタジー。
(公式より)
というお話。
えっ? えっ? ってなってしまうくらい、京アニ
らしからぬエロ風味をぶっ込んできました。
揺れる巨乳を揉みしだきながらファントム退治。
階段落ちでスカートに顔を突っ込み、京アニお得意
の「水色縞パン」のラッキースケベ(CV:早見沙織)。
ラストは巨乳を揺らしながらのリンボーダンス。
ギャグアニメですかこれ?
これを京アニのキャラデザでやられたら、たまり
ませんよねw
内容は……ま、まあ、初回なので様子見で。
異界のモノを倒す(境界の彼方)に、甘ブリの
千斗いすずばりの巨乳キャラが、エロい仕草で
パワーアップという感じです。
ただし、京アニじゃなければ初回切りしている
ような内容でした。
------------------第2話視聴後、追記です。
水無瀬小糸を仲間にする回。
相変わらず、脈絡のないエロストレッチ(舞の太ももの
ほくろとか、細かいエロ描写にこだわり)、着替えを
盗撮するファントム退治でヒロインたちが脱ぐ、
玲奈の指フェ◯……。京アニとは思えないエロ全面推し。
ギャグアニメなら、もっと吹っ切れてもいいかもです。
------------------第3話視聴後、追記です。
川神舞メイン回。
舞の幼いころの追憶の中にある、少しの時間だけ
遊んだ姉妹が実はファントムだったというお話。
まあ、この回自体のストーリーは悪くないと思います。
エロ風味を封印したかのような感じですし。
ただ、記憶のコピーというのが、どうにもご都合主義的で
そこは少し「う~ん…」という感じ。
まあ、こんな感じで序盤は1回ごとに困ったファントム
退治をしていくお話なんでしょうね。
------------------第6話視聴後、追記です。
熊枕久留美お当番回。
中盤に入っても、1話完結のファントム退治です。
しかも、今回はファントムすら出て来なかったという。
単に、ロリっ子の心の中でバトルらしきものをする
ファンタジー系のお話。
う~ん、いったい誰をターゲットに作っているのか。
序盤のこれでもかというチョイエロ推しは、京アニの
キャラデザと相まって、萌えヲタに概ね好評でしたが、
3話あたりからエロをすっかり封印。
じゃあ、異世界異能バトルが好きな層に向けているか
というと、それにしてはぬるい。
キャラの相関図を見ると、いちおう厨二っぽい
ハーレムですが、厨ニっぽさは呪文を唱えるときの
晴彦が少し。でも、出てくるのがシベリアンハスキーの
仔犬という……。
そもそも公式サイトのトップでいきなり
「残念系学園ファンタジー」と言っちゃってますから。
ストーリが残念でどうするんだという。
------------------第8話視聴後、追記です。
温泉回。
嫌というほどスク水が出ます。
内容はまったくありません。
京アニは何でこんなアニメ作ったかなあ…
------------------第9話後、追記です。
家事をやりながら片手間に観るのがちょうどいい
キッチンアニメと化しつつあります。
1本観逃しても残念じゃない、でも暇つぶしには
適当でキャラが可愛いというだけの作品。
雰囲気似たような感じの夜桜四重奏よりは
面白いかなというレベルです。
------------------最終話視聴後、感想です。
最終2話の「エニグマ編」は、今までの流れと
違って適度にシリアスな異能バトル物でした。
(口移しに能力を吸うという設定はアレだけど)
全体的には、あまり広がりのない一話完結の
ファントム退治のお話でした。
ギャグアニメとしてはちょっとジャンルが
違うし、異能バトル物としては少し設定が
ゆるすぎる印象を受けました。
京アニ作品の中では、オススメできない
タイプの作品でした。
原作を読んでいないので何とも言えないのですが、
「響け!ユーフォニアム」をアニメから原作に
誘導され、読んだ立場から考えてみますと、
原作をしっかり踏まえた上でアニメで上手に
独自性も出す京アニ。つまり、これは原作が
そもそもたいして面白くないのではないかという
想像ができます。
いろいろ残念でした。