血風連あにこれ支部 さんの感想・評価
3.6
物語 : 3.5
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 4.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
吹奏楽とミステリの要素が水と油のごとく混じり合ってないですね
ユーフォと同じ事をやっても作画で見劣りする事になるのでこういう路線に入るのは悪くないんですけど。
謎自体がポケモンで言うモンスターボール的な役割にしかなってないし、吹奏楽とも厳密には繋がってないのでチグハグ感を感じますね。
その比重は、吹奏楽:ミステリーが2:8くらいですね。
吹奏楽目当てで見た人はやや肩透かし感を食らうかもしれません。
私はミステリーが目当てで視聴したのでそれなりに楽しめましたが…。
二つの設定が混じり合って生かされているとは感じないところが痛いなとは思いました。
3話。退出ゲーム。
{netabare}うむ、この仕掛けは結構いいっすね。思わず唸らされました。
映像化してるのに叙述トリックとして成立する稀な例ですね。
締めも爽やかだし、青春ミステリーとしての出来は申し分ないのでは。
今回の話、吹奏楽がまったくと言っていいほど関係ないのはもはやご愛嬌という事でw{/netabare}
8話まで。
{netabare}基本的にアレですね、社会派系の話が多いです。
日常の謎かと思いきやこっち系か~、まあ別に嫌でもないんですけど。楽しめるかどうかといわれるとうーん。
8話はいわゆる学生運動の話ですね。ぼかしていたけど、多分そんな感じと思われます。
コンレボとかヤンブラでも出ましたねこの話題。アニメで出すのが流行ってるんでしょうか。
これ系は、あまりいいイメージは持たないというのが正直なところですね。 {/netabare}
で、見終わりました。
最後の演奏シーン、いい演奏だと思ったのですがあれで銅賞なのですか。
最後の締めは、次の学年に托す感じでユーフォとはまた違った良さがあると感じましたね。
難を言えば練習の積み上げが足りない事ですが、ユーフォみたいにギスギスしていない分結構居心地が良かったですし、チカちゃんも終始可愛かったですしね。(ホモ要素がこの作品に必要なのか、何故入れたのかはとうとう最後まで理解できませんでしたけど)
ミステリの出来は回によって当たりハズレが大きいと感じます。
個人的に9話が当たりでしたね。アイデアが光っていたし、真相の隠し方も上手かった。ミステリーとしては凄く理に適った構成だと感じました。