捨猫 さんの感想・評価
2.9
物語 : 2.0
作画 : 3.0
声優 : 2.5
音楽 : 3.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
キャラクターの掘り下げがいまひとつ・・・
知人に勧められて視聴。ブルーレイまで貸してもらったので一気見してしまいました。女の子版のスポ根アニメとでも言うのでしょうか(ちょっと違うかな)。
●物語・・・この手のアニメでは重要なはずの、「他のキャラと協力して困難を乗り越える」という描写が弱い気がします。もう少しキャラが成長していく様子が見たかったです。
●作画・・・悪くなかったと思います。ただライブシーンでのCGはちょっと違和感がありました。やはりあれを画で描くのは大変なのかもしれませんね。
●声優・・・全体的に演技がいまいちかなと思います。1人棒読みが凄く気になったキャラがいました…。
●音楽・・・曲には期待していましたがあまり自分の好みとは合いませんでした。
●キャラ・・・主要メンバーが9人もいるにもかかわらずキャラがかぶっている印象がなかったのは良かったです。キャラの内面の描写が少ないのが残念ですね。
◎良いところ・・・上手く差別化できたキャラ
×悪いところ・・・ドラマがない、声優の演技力
ネットの人気投票なんかを見るとどのキャラも同じくらいの数のファンがいるということが窺えました。製作段階でキャラ作りはかなり気を使ったんじゃないでしょうか。しかしその割に内面の掘り下げが少なく、属性付けだけして後は終了という感じです。これはちょっと勿体無いと思いました。また声優に関しても、もう少し頑張ってほしかったなという感じです。棒読みしているキャラがいるとかなり違和感があります。
一番残念なのは物語にドラマがなかったことです。ネタバレになりますが、{netabare}終盤で主人公・穂乃果がグループ脱退の危機に直面します{/netabare}。よくこの展開が批判されているのを見るのですが、個人的にはああいう困難をいくつも乗り越えるのがこういうアニメの見どころだと思います。そうでないとキャラ同士の関係が何だか表面上だけの薄っぺらいものに見えてしまう気がします。ですので作中の展開で私が感動できる場面は少なかったです。
最終的な感想をいうと「自分には合わなかったなぁ」という感じです。もう少しドラマチックな展開が見たかったかな。