chariot さんの感想・評価
3.6
物語 : 3.5
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
原作準拠で投げっぱなし?
全12話。(分割2クール後期分なので13~24話になります)
前期視聴必須です。
さて・・・
前期でも期待の割にちょっと噛み合わない部分が多かった作品ですが…
とりあえず1番の問題だったバトルシーンの作画は改善されていたように思います。
まあ前期がもう紙芝居だったのでそれに比べたら、ですが。。
しかし原作付きのアニメとして一番警戒すべき点が原作に追いつく事。
追いついて、追い越しちゃったみたいです、はい。
一応「途中のバトル展開とラストシーンの演出はさすがに原作とは異なります。ただし鏡先生の原作を脚本にさせて頂いておりますのでお話の本筋は一緒です。」(公式twitterより)との事で、原作者の意向であると思っていいと思いますが・・・
終わってないじゃんか!!!><
前期に比べて吸血鬼の脅威もクローリー氏の活躍でかなりの緊張感もあり、少しずつ吸血鬼内部・帝鬼軍内部が怪しい動きを見せていて、実験体にされた「終わりのセラフ」たちがどうなるのか?!
少なからず前期よりは前進していたのですが、やっぱり名古屋に発つまでが長すぎたんじゃなかろうか。。
話が山場を迎えた→とりあえず収めた→まだやる事残ってるけど終わり。
・・・原作準拠とはいえ、これで締めていいのだろうか。
続編やる気があるとしても原作ストック出来るまで何年かかるの??
非常にがっかりです。
とりあえず、終わるまでは結構楽しく観てました。
家族ごっこがやや鬱陶しく感じられる場面もありますが、吸血鬼の跋扈する普通の世界ではないので強い絆を求める気持ちもまあ分かります。
しかし・・・
{netabare}本意ではないにしろミカエラを見捨てたくせに生きていたら化け物になってでも生きろと言う優・・・
どう考えても普通に生きたら優の方が先に死ぬのによくそんな事が言えるなあ…と。。
まあ、ここの吸血鬼は死ねない訳じゃないのでそこまで重くはないのかもしれませんが、先立たれる辛さを考えない我侭さはちょっと受け入れがたかったです。{/netabare}
吸血鬼を殲滅する目的が最終的にグレン奪還に摩り替わっていたり、吸血鬼も人間も上層部では世界征服を企んでいるフシがあり、いろんな思惑が交錯したままの状態で特に何も変わらずに終わる・・・
前期より力を入れてきた感があっただけにどこか一旦終わらせる節目が欲しかったです。
{netabare} 深夜の百虎丸って「ズドン」って言わないと出ないんだと思ってたのに・・・ただのお茶目さんだったのか。。{/netabare}