oneandonly さんの感想・評価
3.3
物語 : 4.0
作画 : 3.5
声優 : 3.0
音楽 : 3.5
キャラ : 2.5
状態:観終わった
リアルっぽそうでリアルじゃない作品
世界観:5
ストーリー:7
リアリティ:5
キャラクター:4
情感:5
合計:26
大学中退以来、外出するのはコンビニに行く時だけ。友人の数はゼロ。
睡眠時間 一日十六時間。そんな生活が四年目に突入する佐藤達広 22歳。
彼は気づいてしまった。大学を中退したのも、無職なのも。
六畳一間のアパートから出る事ができないのも。
すべて巨大な悪の組織、N・H・K(日本ひ○こ○り協会)の仕業なのだと!
そんな佐藤くんの前に、突如、現れた美少女中原 岬。
「あなたは、私のプロジェクトに選ばれました」
そう言いながら岬ちゃんが差し出したのは・・・。今の生活から脱出し、社会復帰するためにサポートしてくれるという、信じられない契約書だった!
果たして、佐藤くんは先の見えない現状を打破できるのか?
そして、岬ちゃんの正体とその目的は?
これもまた、N・H・Kの陰謀なのか!?
(公式HPより)
アニメの大先輩よりおすすめを受けた作品です。曰くまどマギよりも上ということで、期待しないようにと思いつつもどんな物語が展開されるのか楽しみに視聴開始しました。
主人公はひきこもりのニート君で、彼に対し、世の現実が波風を立てながら辛く冷たく当たっていきます。{netabare}エロゲ制作、ネトゲ、自殺の集会、マルチ商法など、{/netabare}様々な話題でストーリーが進められて面白かったです。
一方、主人公の佐藤達広を好きになれなかったです。自分は引きこもり経験がないので彼の考えを理解できないところも大きいのだと思うのですが、煮え切らない、やる気を出してほしいところで出さない、都合の良く甘い考え・妄想をする、そういったところで彼の身を案じて見ることができなかったです。
また、ヒロインの岬ちゃんにも、自分は可愛いという思いよりも主人公への病的な依存を感じて気味が悪かったです。{netabare}これは、最後のほうで説明がされるのですが、夜の公園に一人で待ちぼうけしているというのはリアリティが感じられず。それを良いことだと思っている父親にも共感できませんでした。
最終話くらいに主人公が身投げをしようとするシーンがありますが、あのセーフティネット、更に先に行って(もしくは網がない所から)飛び降りれば良いんじゃないの? とも思ってしまいました。{/netabare}
上記の点での粗も目立っていつつ、物語としては最後にうまくまとめたと思いますが、私の評価ではまどマギとは比較にならないですね。
あにこれやキャッチさせて頂いている方々の評価のほうが自分の参考になりそうな印象です。
<2019.1.12追記>
現実世界+αのない世界観であり、6点は高いと思いましたので微調整します。