プリングル さんの感想・評価
4.0
物語 : 3.0
作画 : 5.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
「『中二病』で見たかった」が見れる
同じ京都アニメーション制作の『中二病でも恋がしたい!』を見ていた当時、「こんな戦闘シーンがメインのアニメを見たいなあ」とボンヤリ考えていましたら、現実に生み出されてました。
物語の序盤からカッコいい戦闘シーンが惜しみなく京都アニメーションの手によって作り上げています。
所見を述べるに過ぎませんが、「戦闘シーンそのもの」というよりも、「キャラクターの動き」にひたすらに胸を打たれました。
他のアニメでも様々戦うシーンがありますが、キャラの動きにもこれほどまでに力を入れる作品はなかなかないのではないでしょうか。
その「動き」は例の6話に繋がっているように思えます。
【6話について】
{netabare} 京都アニメーションといえば『涼宮ハルヒの憂鬱』ですが、EDの「ハレ晴レユカイ」は作品そのものに負けず劣らずの人気だと思います。
「EDでキャラが踊らせた」技術がこの『境界の彼方』の6話で発揮されました。
戦闘シーンでキャラがあれだけ動けるならば、踊るシーンだって同じなのでしょうか。止め絵も挿入されていましたが、その止め絵も綺麗な絵画のような出来で、ある意味「京都アニメーションの意地」が垣間見えました。
急な展開やシリアスな展開が続いた後だったので、6話は余計に印象に残るものになっています{/netabare}
戦闘シーンは激しいものの、泥臭さはなく、主人公の栗山未来という弱々しい女の子が戦うギャップが戦闘を際立たせいます。
戦闘シーンばかり目を向けてしまいましたが、それ以外のシーンも不思議な世界観を完璧に描ききっていて、絵を見るだけという意味であれば、息をつく間ないような作品です。
ストーリーに関しては、『中二病』から続くボーイミーツガール的な作品で1クールでは短すぎた印象でした。