ゼルミナ さんの感想・評価
3.9
物語 : 2.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
壮大という言葉が似合う名作
画のつくりといい、設定といい、以後の作品には無いスケールの大きさが今見ても魅力的。
特に音楽!
白色水星帝国のテーマって生パイプオルガンだぜ!!
この”大きさ”は、公開当時、「空前」であったワケだが、2016年現在「絶後」になってしまった感がある。
(壮大である必要があるか、は別として・・・)
逆に言えば「宇宙戦艦モノ」って、ヤマトではじまって同時に終わったんだなぁ・・・(ん?オーディーン?ブルーノア??何のことかな・・・?)
ちなみに後世においてオマージュやパロディの元となる「ヤマト的なもの」って、この作品からなのが多い気がする。
(「無限に広がる~」ナレーションとか)
そういう意味でも今、見ておく価値はあると思う。
あと、メカデザインはやっぱカッコいいよなぁ。
ゴーランドとナスカ(ん?これ商品名か??)は今見ても好き。
プラモ欲しくなってしまうわ。
ン十年振りに見たらアンドロメダが何気に頑張ってて以外だったのよ。
なーんもしないで負けた様な記憶があったので・・・拡散波動砲ちゃんと撃ってるじゃん・・・まぁ、効かなかったけどさww
声優陣の豪華さは時代の賜物とは言え、やはり素晴らしい。
伊武雅刀と富山敬の掛け合いとかさぁ・・・
物語への評価は辛くしたが、これはラストの展開への「??」感。
あの時は「これでヤマトも最後なんだー」という所で泣けたが、その後の展開を知ってしまい(笑)かつ、作品単体で見た場合、超巨大戦艦以降は蛇足にしか見えんなー(超巨大戦艦自体は好き♪)
やはり「ヤマトⅡ」のラストの方がオーソドックスだし、まとまっている。
ただし、それだとあれだけの(詳しくはwikipedia辺りを見れ。超のつくヒット作だったのだよ、お若いの。)反響は無かったという気もするし、そういう意味では興行として言えば「さらば」は西崎義展というプロデューサーの天才に因るもの、という事なのだろうな。