Progress さんの感想・評価
4.8
物語 : 4.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
夢を持つこと、仕事をする人の成長物語
あらすじは、まあ大雑把に書きますと、主人公宮森あおいがアニメの制作進行として働いていく中で、成長していく物語。
{netabare}
映像について
個人的にはアンデスチャッピーのOP映像が、ストーリーもあいまって良いなあと。
全体を通して綺麗な映像なので見やすかったです。
キャラについて
本田さんが良いキャラしてる!「万策尽きたー!」
木下監督とキャラクターの心理を掘り下げられたら幸せだろうなあ。
宮森と女性陣は皆かわいい。
個人的にはこのアニメはアニメ制作だけじゃなく、仕事をする人に訴えかけるものを持っていると思う。仕事の辛い中で、何かを始めて成し遂げた達成感や、新しい仕事に対して「やってみないとわからない」とか、しんどくて辛い時期を乗り越えて、ようやく道が見えてきたりするかもしれないと言うメッセージとか。
夢は何か。仕事はなにか。今のままただ仕事をこなすことを続けていいのか。このアニメで宮森は働く人をみて、自分で働いてみて、夢を追う人をみて、
色々なことを考えました。
宮森の周りの人間が夢を持って人生を方向転換させたり、夢を持って仕事に取り組んだりしている。
最初は夢を持たなかった宮森は制作進行をしていく中で、いろんな人の夢、夢の実現をみて、答えを探していく。
私が夢とは何か?をここに書くのは自分語りも良いとこなので、控えさせてもらいますが、このアニメで夢ってなんだろうなーと多くの人が思ったんじゃないかな、それがこのアニメの魅力なんじゃないかなと思う。宮森が夢に悩んでいる時に胸が痛くなる、宮森の気持ちがわかるのは、夢に悩んだからじゃないかなと思います。宮森の悩みに親近感が沸くことが、このアニメを好きになれる理由じゃないかな。
追記
ちょっとまだ語りきれてないかなって(笑)
ここからは物語の根本を探る話ではなく、雑多に書いていこうと思います。
そもそもこのアニメは2クールアニメで1クールごとに宮森達が作るアニメが変わっています。クールが変わってからようやく、宮森が夢や将来を考え始めてたなと、2クール目に引っ張られすぎたレビューを書いていたなと反省しています(笑)
最初の1クールは「えくそだすっ!」というアイドル三人組が逃避行をするアニメです。この時の宮森、及び話を振り替えると、夢とかそういうことを考える余裕もない日常、覚えることがたくさんあり、とにかく忙しい毎日を送っている印象です。つまり視聴者にとって目新しく、興味のあるアニメ制作現場
の情報を面白おかしく提供したり、宮森以外の登場人物の掘り下げを行い、宮森が夢を考えるきっかけを見せています。
1クール目はこだわりを持った人達が考えていることを宮森が仕事を通して聞くことで、その人達の熱意を感じながら、自分はただひたすら仕事をこなすだけで良いのかと疑問を持たせる期間でもあったと思います。
{/netabare}