ニック さんの感想・評価
4.1
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
予想以上 虚淵参加の分割2クール目に期待
舞台は超人(アニメや特撮に出てくるようなヒーローなど)が実在する40年代をモチーフにした日本。超人たちを保護する超人課の話。国家などが超人を良いように利用するなか、それに反対する声が超人でないものからも挙がってきた。何が正義なのか何が悪なのか、悪をうちのめさんと熱狂する人々と何が正しいのか苦悩する人、混沌とした世界―――とまあそんな話だ(たぶん)
独特の作画と雰囲気がローリングガールズを連想させたので見始めたが予想以上にいいアニメだった。作画もボンズなのでたまに崩れるものの戦闘シーンなどやるときゃやってくれる。
このアニメはたぶん「質アニメ」に分類されるアニメだろう。目立つ要素が少ないが脚本のほうはなかなかの出来になっている。2クール全部終わらないと何とも言えないので「物語の評価」は仮として4にしておいた。
基本一話完結の構成で随所に全体の結末へ向けてその世界の事件、伏線(と思われるもの)を入れる形になっている。
一話完結の話もなかなか面白いものになっている。僕が個人的に好きなのはサザエさん回とお笑いバンド、あとはアースちゃんの回だろうか。
上で察するように昭和30、40年代ごろのアニメや特撮、漫画、事件など(例えばウルトラマンやお化けのQ太郎、学生運動なんかもそうである)をモチーフにしたものが多く含まれているのでその年代に親しみがある人はより楽しめるだろう
全体の流れも次が次がと気になるような展開で面白く、また2クール目からはまどマギなどを書いた虚淵も脚本に参加するそうなのでそれが吉と出るか凶と出るか伏線回収と合わせて分割2クール目が非常に楽しみである。
シャーロットみたいになるのだけはやめて(小声)