おんみょん さんの感想・評価
4.7
物語 : 5.0
作画 : 3.5
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
「ココロ」とまっすぐに向き合った傑作
まずはじめに、明けましておめでとうございます。今年も良いアニメと出会えることを祈願します。と、思っていた矢先、とんでもない神アニメと出会ってしまいました。それがこの作品、「ココロコネクト」です。ネタバレはしたくないので、純粋な感想のみ書かせていただきます。
主人公が男性2人、女性3人と物語を作る上ではある意味ではバランスの良い構成となっています。勿論、登場するキャラクターは他にもいます。
この作品は、人の「ココロ」を4編に分割し、時に優しく、時に激しくぶつかり合う、少々デリケートなアニメとなっています。そして、人間の心とはなにか、という、人類最大と言っても過言ではない問題をテーマにしています。この作品を観ている最中、何度も共感出来る場面を目の当たりにし、私の「ココロ」にも影響を与えました。きっと皆さんの「ココロ」にも、影響を与えるアニメとなるでしょう。
作品の構成も素晴らしい。4編に分けているせいもあるのか、中だるみというものが全く存在しませんでした。むしろ引き込まれる一方です。
ここまで私の「ココロ」にコネクトするアニメは他にないのでは、と思います。むしろ、これを超えるアニメは存在しないのではないか、そうでありたい、と、心のどこかで無意識の内に願っていました。まだ10作品と少ししか見ていませんが、これを超えるアニメの存在そのものを否定したくなるような、5人の高校生の「ココロ」から、人間の「心」をテーマにした、史上最高の作品に出会えたと思っています
{netabare}おわりになりますが、このアニメを語る上ではどうしても付いて回る話があります。それが、ドッキリ事件の話です。この事件の詳細は他のサイトにいくらでもあるので、気になる方は確認しておくことをお勧めします。私がこの問題について思うことは、「どうでもいい」ということです。この作品のAmazonのレビューを見て頂けるとわかりますが、悲惨な状態となっております。製作者側のウラの問題と、ココロコネクトそのものに対する評価とは別なことではないでしょうか。ドッキリ事件と、アニメの中の世界とは直接の関係があるのでしょうか。例えば、声優Aが声優Bを虐めていたとします。それが、アニメの中のa子ちゃんとb太郎くんには、何の関係があるのでしょうか。それは現実世界のAとBの問題であり、アニメの中のaとbには全く関係ない問題です。Amazonレビューには☆2と低評価でありますが、内容は☆2なんてとんでもない。アニメの内容を軽視した、薄っぺらい理由でこのアニメの評価が下げられている事態に憤りを感ぜずにはいられませんでしたので、この場を借りてお話させていただきました。不愉快に感じられた方は申し訳ありません。{/netabare}
追記:久々に見直してみての感想。声優陣の圧倒的な演技に息をのみました。個人的に声優が作画越えするアニメは神アニメだというジンクスがあると思っています(笑)単純に作画力がないといわれてはそれまでですが。2期やってほしいけど定夏さんは嫌だろうなあ・・・。