ポール星人/小っさ さんの感想・評価
4.1
物語 : 4.5
作画 : 3.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
批判覚悟で言えば、ダイミダラーの百合版と言えなくも無いような
なんかジワジワとラストはやっぱイイなと思い始めたので、若干点数上げます。
ロボットさえモちっと作品に馴染んでれば、かなりツボな作品なんすよねぇ(汗)
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私はソメラちゃんの六乃拳で百合ismを学んだ初心者なので、本作はなかなかアレな感じでした(汗)
これ書いてるの元旦なんですが、いくら暇とは言え新年早々スゴイもんみちゃったなという自己嫌悪w
他の方も書かれてますが、ガチの百合・神道だけでなく90年代勇者系ロボット+{netabare}輪廻{/netabare}とぶっちゃけネタアニメか否かのギリギリの線とも言えなくも無いので有り無しは両極端になる作品すね。
特に若干古い作品なんで細かいトコが結構雑だったりしますし。
一話冒頭から長い石段から落ちそうになったのを千歌音が受け止めてあげるシーン、斜度無くなってたりして(汗)
そういう細かい部分とかカオスな感じ気にする方は辞めといた方がイイかもです。
ですが、私もそうですが"筋とは関係ねぇ細けぇ事はいいんだょ"+"百合、上等!"という人なら結構な御馳走作品でゴザイマス。
私、中盤で「千歌音ほっぽらかしてソウマとリア充なんて可哀想じゃねぇかよ」とか真剣に観ちゃってましたもんw
心情描写の表現方法はやや古めかしい感じですが、こと姫子・千歌音・ソウマの三者に関しては相応にキチンとされてるかなと。ここが古いなりにもちゃんとしてるから見れる作品になってる気がします。
んで千歌音の姫子への思いと決断で中盤まで引っ張り、ラストで互いの心の内を吐露しあう訳で。オッサンの中の乙女心もくすぐられるってもんです(汗){netabare} んで最終話Cパートで"こう来てよ"という視聴者側の気持ち汲んだ締め方してくれて多少のアラなんてもういいやという気持ちにさせてくれます。{/netabare}
個人的にはこの作品の本質が二人の巫女の縁の物語ならば、その点に関してはかなり満足です。EDの絵と曲が作品にバッチリ嵌ってるのもイイ感じかと。
ただ1クール内で百合だけならともかく勇者系な感じのロボットとオロチ達なもんで、ほんと興を削ぐというか(汗)
神道でロボット物ならば、ガサラキの骨嵬みたいなイイ感じのデザインならまだ救いも有るんでしょうにという残念さが。
ここは柳沢てつや監督がスーパーロボット物の出身の監督である影響なんすかねw
そこがいい方に転んだのがダイミダラー、神無月の巫女に関しては悪い方向な気が(汗)
んでオロチ達のバックボーンを完全に放り投げはしてないものの、もちっと掘り下げてれば印象も違うんじゃないかなと。ツバサ以外は彼らの怨念の所以を1シーンでしか表現して無いのも勿体ない気がしますし。
お勧め?と問われれば万人に とは思いませんが、この手の路線好きな方は観てもいいんじゃないかなと。
私的には妙なエロさの百合作品としては大好きなんですが、ロボットのデザインでマイナスって感じって事でw