かさい さんの感想・評価
3.2
物語 : 2.5
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 3.0
状態:観終わった
焦点を絞ったアニメ
可愛いという感想しかでてこない。
これはボキャブラリー云々の話ではない。
本当にそれだけのアニメ。
こういった類のアニメが好みの人と苦手な人で分かれそう。
自分は後者だが、人気アニメの理由を探るという要素も兼ねて視聴。
総合:4.57/5
【物語】4.4
皆無に等しい。日常系のアニメには物語要素は不要なのは確か。
物語要素を捨てたのであれば、1話完結しっかり、面白くしないといけないとも思うがこのアニメにはそれすら不要だったのかと。
物語要素も面白さも捨てたとんでもアニメ。残ったのは可愛さだけ。
回によっては、心が穏やかになる回もあれば、とんでもなく面白くない回もあった。その辺りは若干演出するスタッフにも左右されていると思う。
【構成】4.4
1話がとても長く感じる。退屈な時間が長い。テンポが遅いというか、このアニメのキャラが持っている時間感覚が特殊なのかもしれない。
それがごちうさらしさなのか…。
【作画】4.6
キャラは常に安定して可愛かった。アップも引き目のショットもしっかり可愛い。そこを妥協してしまうと終わってしまうようなアニメ。2話の武藤さん作監回、11話入江さん回は印象的。
【美術】4.7
綺麗。この街綺麗とキャラに言わさせてるだけはある。雰囲気があってとても良い感じの背景だった。ヨーロッパ風な街並み。レイアウト的な面白味は全くなかった。
【声優】4.6
どのキャラの演技も正直あまり好きなタイプではない。好きな声優さんが揃っているだけに、非常に残念。あやねるのキャピキャピ度に特に苛立ちを覚える。水瀬さんは文句無しで可愛かった。
【音楽】4.65
世界観にあった劇伴。お洒落な曲もあったりと、イメージ的にはきんモザに近い。担当はきんモザと同じ川田さん。
【演出】4.6
演出では11話の入江さん回が特殊だったしズバ抜けてよかった。テンポの関係はカット割りも非常に影響していると思う。11話はかなりテンポよくカットを割っていたし、タイミングも良かった。レイアウト作監も入江さんが担当してしまっているので他の回とはかなり違う。最終回前に最終回レベルを出してしまった入江さんは罪。
【op&ed】4.7
作詞は畑さん。もう意味不明である。ここでも入江さん。ラスト足元5人分のカットを担当。素晴らしい。
edは天衝さん。可愛さが画面から溢れ出てくるかのよう。野中さんパートは色んな意味で話題になっていたりと。制作は福島さん。
【世界観】4.6
チマメが中学生という事実に衝撃を受けた。
世界観に疑問を抱くレベルの設定の深さは無い。
色々ぶっ飛んでる点はあるが、見ている間は特に気になら無い。可愛さの力。
ヨーロッパ風の世界観は自分好み。
【キャラ】4.5
キャラ間の会話がとにかく薄い。面白くない。
どのキャラにも特徴があるものの、そこに魅力を感じることもできなかった。どのキャラも性格が良いので事故は起きない。
ただただ可愛いだけだった。
決定的な人気の理由は掴めなかった。
koi先生の綺麗な色使いや可愛いキャラ原をしっかり拾って、そこから丁寧に作品を作っているのは大きなポイントだと思う。
キャスティングも安全に、人気と認知度を兼ね備えている声優さん。
崩れない可愛さ。可愛さ。焦点をしっかり定めているアニメだったと思う。