keylove さんの感想・評価
4.4
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 5.0
音楽 : 3.5
キャラ : 5.0
状態:観終わった
問題児たちの巣窟「さくら荘」の住人たちの感動物語
普通に感動しました、泣くとまではいかなかったですけど。
僕は予備知識があったので、ただのラブコメだとは思ってなかったのですが、題名だけを見たらそういう風にも取れるのでちょっと損してるのかな?
って思ったりでしたけど。
この作品はまず、声優さんがすごいですよね!
それが一番の要素だと思いました。
で、ノーゲームノーライフの空と白、そのままでした。
名前も被ってます。
それにその二人の演技が、らしさが溢れてて最高でした!
それとストーリーですが、個人的にいろいろ考えさせられました。
これはあくまで個人的な感想なので他の人にはあてはまらないと思いますが、芸術関係のお話がかなり出てくるんですよね。
それで僕も芸術の道をかじっていて、その中での難しさや理不尽さをわかっているところがあるので、観ていて苦しい感覚になったりもしました。
なにかに一途になって、すべてを賭ける気持ちで生きるって素晴らしいですよね、それが成功するのか挫折するのかわからなくても。
それが、若いからできるのか、それとも夢を持ち続けたらいつか叶うのか。
僕は後者の考えですが、やはり理想と現実のジレンマというのもありますし。
ちょっと余談でしたが、それぞれが難しい世界への挑戦をしたり、入っていたりという舞台設定で、それは漫画やクリエイター、プログラマー、声優、芸術家、など様々です。
そしてこの舞台の「さくら荘」とは。。。
水明芸術大学附属高校の普通寮では暮らせないと判断を下された問題児ばかりを集めた悪名高き学生寮です。
もちろん住人のキャラの濃さは最高です。
常識では生きていけない生徒たちの集まり。
それでいて、誰よりも輝いている生徒たちの集まり。
物語は観てのお楽しみということで、とりあえずキャラ紹介します。
神田 空太(かんだ そらた)-松岡禎丞さん
この作品の主人公で水明芸術大学附属高校(普通科)の二年生。
もともとは普通寮の生徒だったが、猫を拾って飼うことになったことで、猫を捨てるか「さくら荘」へ引っ越すかの選択を迫られ、「さくら荘」の住人となる、この中では比較的常識的な考えの持ち主。
cvの松岡禎丞さんは、ソードアート・オンライン、ノーゲーム・ノーライフ、冴えない彼女の育てかた、など多数で大活躍されている、もはや主役級を演じる男性声優さんとして欠かせない存在の人ですね。
椎名 ましろ(しいな ましろ)-茅野愛衣さん
この作品のメインヒロインで水明芸術大学附属高校(美術科)の二年生。
イギリスからやってきた天才少女。
しかし、一般常識はほとんど持ち合わせてなく、自分の身の周りのことすらほとんどできないという超常識外人。
恋の感情すら自分には体験がなく、自分でそれに気付くこともない。
僕にとっては久々に最高級のヒロインでした。
とても深い魅力を持った女の子です。
そしてそのcvを務める茅野愛衣さんは、あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない、ちはやふる、ノーゲーム・ノーライフ、など多数で大活躍されている、こちらも主役級として欠かせないトップクラスの声優さんですね。
青山 七海(あおやま ななみ)-中津真莉子さん
この作品のヒロインの一人で、さくら荘では比較的常識的な考えの持ち主。
水明芸術大学附属高校(普通科)の二年生。
ポニーテールがよく似合う可愛い女の子で、本気になったり怒ったりすると関西弁になる。
大阪出身で、夢に向かってバイトを掛け持ちしながら精一杯努力している。
ましろのことをとても可愛がる一方で、恋のライバルとして意識している。
cvの中津真莉子さんは、咲-Saki- 全国編、ぐらいしか他に主な作品がなかったのですが、頑張ってほしい声優さんです。
上井草 美咲(かみいぐさ みさき)-高森奈津美さん
この作品のヒロインの一人で水明芸術大学附属高校(美術科)の三年生。
群を抜いた才能の持ち主で、高校生にしてすでに数々の作品を手がけるプロのアニメ、ゲームクリエイター。
水明芸術大学附属高校では10年に一人の特待生。
しかし学校生活をおざなりにする行動でその権利を剥奪されている。
でも三年間ずっと主席。
しかしやはり常識とはかけ離れた性格の持ち主にして、その行動もとんでもないやんちゃ娘。
cvの高森奈津美さんは、Another、ローゼンメイデン、アイドルマスター シンデレラガールズ、など多数で活躍されています。
三鷹 仁(みたか じん)- 櫻井孝宏さん
この物語で、もう一つの恋物語の主人公といったところでしょうか。
水明芸術大学附属高校(普通科)の三年生。
美咲の幼なじみで、脚本家を目指している美男子。
女性関係は派手で、週に何人もを掛け持ちしているというルーズさ。
でも実は・・・。
この人がいるから、この作品がさらに映えたと言えると思います。
cvの櫻井孝宏さんは、コードギアス 反逆のルルーシュ、あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない、PSYCHO-PASS サイコパス、など多数で大活躍されていて、この人も主役級として欠かせない本当に素晴らしい特別な声の持ち主ですね。
赤坂 龍之介(あかさか りゅうのすけ)-堀江由衣さん
さくら荘の住人で水明芸術大学附属高校(普通科)の二年生。
でも学校にはほとんど行っておらず、常に部屋に引きこもった生活を送っている。
外見は・・・ちょっと置いておきます。
自他共に認める凄腕プログラマーで、業界でも三本の指に入ると言われている存在。
他人との意思の疎通は主に自らプログラムしたメイドちゃんを使う。
cvの堀江由衣さんは、Kanon、ひぐらしのなく頃に、物語シリーズなど多数で大活躍されていて、この人も主役級として欠かせない声優さんですね。
これだけたくさんの作品で主役級を務めるその実力は半端ないし、まったく感じの違うキャラを素晴らしく演じています。
これが「さくら荘」の住人たちですが、その他にも素晴らしいキャラがたくさん出てきます。
その人たちはサブキャラでありながら、物語の中でとても重要な役割を持っていますので、そちらにも注目してほしいです。
まとめると、ただのラブコメなんかじゃなくて、夢や現実や成功や挫折を描いた素晴らしい人間ドラマで、ドタバタ劇の中にも随所に感動が込められていて、本当に素晴らしい感動作品でした。
もし観ていない人がこれを読まれたら、絶対にオススメします。