かさい さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
藤田監督やりたい放題アニメ
この作品によって業界問題児としての知名度を更に上昇させたであろう藤田監督。
セールス的にも成功したこのやりたい放題の作品はなぜここまで人気作になったのだろうか。
作品の評価と共に人気の根源を探ってみる。
【異色すぎるビジュアル】
・キャラクターデザイン
浅野さん担当。原作のビジュアルをうまく消化しているが、消化しているとはいえ、ハンサム系やイケメンとは程遠いビジュアルになっている。
何より顔が同じだ。六つ子設定で顔もほぼ一緒。見極め方は髪とか目あたりか。
しかし女性のファンはこのビジュアルのキャラクター達が好きで、更には担当もそれぞれ分かれている。
・圧倒的人気の実力派声優陣
この作品は『声優』の力が非常に大きな割合を占めている。
まず、大前提で人気か。加えて実力があるか。6人のキャラクターに配された声優さんはどの方も過去に主役を張っていた方たちばかりで豪華も豪華。
必然的に、ファンの女性が視聴するのも納得できる。
更には、この作品では非常に演技力が試される。なによりキャラになりきることが重要に思えるが、どのキャストさんの演技も非常に熱量があり、楽しんでいたようにも思える。
セリフの量や内容はむちゃくちゃだが、並の声優さんでは成り立たないアニメであることはまず間違いない。
・個性的すぎるキャラクター
面白いかどうかは別として、とにかく個性的なキャラクターが集まっていたアニメだった。
その個性的なキャラクター達が暴れまくれる土台もしっかりしていたし、作品内でのバランスも凄く良かったんだと思う。
・異色な線・異色な美術
ほぼ全編通して線は色トレスで太さも自在、美術背景もかなりデフォが効いているキャラのビジュアルにあった世界観。
古臭い雰囲気と新しさとその技術が混在していた感じ。
・無駄に安定したクオリティ
ギャグアニメにおいて、無駄に高いクオリティさえもギャグになってしまうことは京アニの日常が実証済みではあるが、それに似た雰囲気を感じた。
2クール通して本当に丁寧な作品作りをしていたし、18話ではワンパンマンで活躍していたスタッフの方も参戦というサプライズもありもう何がなんだか。
中断