Ka-ZZ(★) さんの感想・評価
3.6
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
「ワンパンマン」ってそういう意味だったんですね^^;
この作品の原作は未読です。視聴するまで事前情報も殆ど無し・・・唯一あるのは主人公のツルッとしたお顔立ちくらいです^^;
そのため、この作品を視聴する前は、この作品と一文字違いの・・・炭水化物を一口食べると強くなる、国民的キャラクターのお友達的な作品だとばかり思っていました^^;
お顔立ちも似ているし・・・^^;
(この作品の事が大好きな人・・・甚だしい認識違いでゴメンなさい)
しかも、パンチ一発をワンパンという・・・実はこれもこの作品に触れて初めて知りました(//∇//)
ホントお恥ずかしい限りです^^;
この物語の主人公は、ヒーローに憧れ、ヒーロー目指して一生懸命努力したサイタマ・・・
彼のお顔立ちがツルッとしているのは、トレーニングのし過ぎによる副産物なのだそうです^^;
そんな彼の前に立ちはだかるのは大勢の敵・・・この大勢の敵とサイタマがどう向き合うかが作品の見どころになっているのですが・・・
この作品・・・本格的にエンジンが回り始めるまで時間のかかるスロースターターな作品でした。
そんな事も知らずに視聴したので、序盤は今ひとつ盛り上がりに欠ける感は否めませんでした。
サイタマ・・・ヒーローなのに普段はいつも金欠で何か面倒臭がりでちょっと卑屈が入ってて・・・全然ヒーローらしくないんです。
ヒーローは3枚目でも良いと思います・・・でも、己の鍛え上げた肉体に溺れることなく、ヒーローとして一本通った筋が見たい・・・というのが本音でしたが、その片鱗が見れるまでには少し時間がかかったように思います。
でも・・・ちょっとは仕方ないとも思います。
サイタマは日々ヒーローとして励んでいるわけですが、世の中にはヒーロー協会が存在し、そこに登録されたプロのヒーローのみが本物のヒーローとして認知される・・・という事を知らなかった訳ですから^^;
だからこれまでの努力が報われなかった・・・という事は、プロのヒーローになって怪人をじゃんじゃん倒せば知名度も鰻登りになる・・・と期待していたのですが、世間様の風は厳しかったですね^^;
でも、この作品がホントに面白くなるのはここからです。
怪人から世間を守るためにヒーローが存在しています。
つまり、怪人と世間って何の繋がりも無いんですよね^^;
だから世間にどの様な風が吹こうが怪人にはお構いなし・・・強い怪人が次々と送り込まれてきます。
その事態に世間はランクの高いヒーローへの助けを求めるわけですが・・・
ランクは単にこれまでの実績に基づく評価であり、次の相手を確実に倒せる保証でも何でもないんです・・・
そこを履き違えるから過度に期待したり、必要以上に失望したりするんです。
ランクは何も守ってはくれません。
その時の危機から世間を守ってくれるのは、目の前の怪人を倒せるヒーロー・・・
ただそれだけだと思います・・・そしてそれができるのが真のヒーローなんだと思います。
この作品の中にはたくさんのランクの高いヒーローが登場します。
彼らはどの様にして守るのか・・・そしてサイタマがこれにどう関わっていくのか・・・
気になる方は本編でご確認下さい^^
オープニングテーマは、JAM Projectさんの「THE HERO !! 〜怒れる拳に火をつけろ〜」
エンディングテーマは、森口博子さんの「星より先に見つけてあげる」と「悲しみたちを抱きしめて」
オープニングは格好良いと思いますが、あまりにもキーが高く覚えるのを断念・・・^^;
エンディングは・・・随分懐かしいお方でしたね^^
1クール12話の作品でした。回を重ねるごとに格好よくなっていくサイタマ・・・
視聴前はツルッとしたお顔しか印象にありませんでしたが、視聴後はサイタマの鋭い眼光とド迫力のグーパンチが強く印象に残っています。
気になるのはこの後、サイタマの活躍と彼のヒーロー協会での立ち位置でしょうか・・・
続編があるなら是非視聴したいと思います^^