「GATE(ゲート) 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり(TVアニメ動画)」

総合得点
83.5
感想・評価
1862
棚に入れた
10159
ランキング
319
★★★★☆ 3.8 (1862)
物語
3.9
作画
3.9
声優
3.8
音楽
3.7
キャラ
3.9

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ネタバレ

EGA2:50 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

自衛隊VSファンタジー世界。でも大体伊丹が何とかしてくれる。

◆ストーリー・キャラ

20XX年8月、東京・銀座に突然開いた「門」(ゲート)からモンスターや中世ヨーロッパの騎士のような姿をした異世界の軍勢が出現し、多数の民間人を殺傷した。これがいわゆる「銀座事件」である。
事件発生から7日後に敵勢力を撃退して異世界側の「門」を占拠した日本政府は、その向こう側に存在するファンタジー世界のような「特別地域」(「特地」)の実態調査と事件の再発防止のために自衛隊を派遣し、特地側の「門」を確保する。年期の入ったオタクであり、銀座事件での活躍により二等陸尉に昇進した伊丹耀司は、偵察隊を率いて特地の奥深くへ進出し、そこで炎龍の被害を調査したことがきっかけで3人の美少女 (魔法使いのレレイ ハイエルフのテュカ 亜神ロゥリィ)と関わりを持つ。(wikiより)

作品そのもののレビューに触れる前に、
・アニメ作品に政治的観点を見出してしまう
・必要以上に現代火器のリアリティを追及する
テーマがテーマなため、上記の人は楽しめないアニメであると言及しておく。
筆者は上記には当てはまらないため、素直に楽しむことができた。

この作品はいわゆる、現代社会VSファンタジー的な内容である。
ただし、バトル描写だけではなく、政治的な観点で現代社会の日本人がどのように特地の原住民と交流するかという観点も含まれている。そういった点では「まおゆう」や「アウトブレイク・カンパニー」にも通じるものが感じられた。

{netabare}
一言で言えば、「主人公伊丹がなんとかしてくれる」ストーリー(になってしまった)。
この手の作品の主人公としては珍しく、30代の男性であるものの、属性としては冴えない感じのヲタクでありながら、レンジャー、特殊作戦群に参加していたエリートであり、現場では柔軟な判断ができ、実は有能。しかも大臣と裏でつながりがあるという、チート性能に近いラノベ属性である。個人的には主人公に万能感を持たせすぎたかなーという気がしないでもない。

あとは、自衛隊が動揺もなく淡々を敵兵を殺していく様子は少し違和感があったかも。

2期へのつなぎとして適切なエピソードがなかったのは仕方ないが、最終話で本当に「主人公伊丹がなんとかしてくれる」的な流れで締めてしまったのは肩透かしを食らってしまった。

これらを除けば、ストーリー展開も日本と帝国軍だけではなく、アメリカ、中国、ロシアの思惑を絡めた流れは緊張感はあったし、自衛隊、特地の3人娘もキャラクターが個性豊かで楽しめたと感じている。具体的には、ロゥリィの狡いところや、ピニャ皇女がどんどん腐っていくところなど、コメディ的な要素が面白かった。

{/netabare}

投稿 : 2015/12/25
閲覧 : 185
サンキュー:

8

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