「櫻子さんの足下には死体が埋まっている(TVアニメ動画)」

総合得点
70.1
感想・評価
937
棚に入れた
4980
ランキング
1647
★★★★☆ 3.6 (937)
物語
3.6
作画
3.8
声優
3.6
音楽
3.5
キャラ
3.5

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ネタバレ

さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

骨はその人を物語る

正直言うと、もっと見たかったです。構成としては一話完結に見えますがおそらく違うのでしょう。物語はこれからというときに終わってしまい残念です。

骨をこよなく愛する女性「九条 櫻子」は1人の少年、「館脇 正太郎」と知り合いであり、骨を求めるあまり半ば彼を振り回している。

彼女は彼のことを「少年」と呼び名前を呼ばないのだが、何故呼ばないのかは不明である。

そして彼は、旭川のどこかの林道を抜けた所にある彼女のお屋敷のような家によく訪れては、お屋敷にいるばあやさんに色々とお呼ばれしてもらったりと何かと良くしてもらっていたりする。


作画は綺麗だと自分は思いました。食べ物のシーンとかは、比較的リアルに描かれている印象でした。


この作品では、「骨」について色々と学ぶことがありました。

骨は全てを物語る、と彼女は言い、骨をヒントに次々と推理や謎を解いていくのですがそんなことを言えるのもそんなことをするのもプロにしか出来ない、すなわち彼女は骨のプロフェッショナルだと自分は思います。彼女だけにしか分からない、彼女にだけできる、いわば彼女にしてみれば「自分の愛する芸術品で芸術品を推理できる」という感じでしょうか。

趣味というものは人それぞれですが、ごく稀にこういった特殊な趣味をお持ちの方はおそらく自分が知らないだけでいるのでしょう。しかし、もしもこの人のような趣味の人が現実にいたらもれなく色々と面倒なことになるでしょう。でもこの人はその趣味で人を助けること等ができる。まぁ、彼女にしてみれば趣味最優先なのでしょうが。

凛々しい顔してこの趣味なら周りからは残念美女と言われるんじゃないかと。でも、そんな残念美女でもばあやさんに怒られたり、骨を取り上げられたりすると拗ねたりと可愛い一面もあるんですよね。何だかこの人は良いのか悪いのかよく分からなくなってきました。


{netabare}11話での病室で櫻子さんと正太郎が会話して、正太郎が「だから僕を名前で呼んでくれなかったんですかっ!!」と言いましたがおそらく正太郎と呼ぶと、彼女が過去の正太郎との出来事を思い出してしまうからという理由もあるんじゃないかなと。そして、一連の事件に「花房」という謎の人物が関わっていると確信した時に彼女は彼を巻き込みたくないからもう来るなと。一緒にいればいるほど失った時のショックが大きいからと思っている櫻子さんを正太郎は、失った時のショックよりも、今一緒にいる時間を大切にしたいという思いを訴えるために会いに行ったという感じでしょうか。そして正太郎のこれからの覚悟を見た櫻子さんは負けたと。そして、これからという話をする前に最終回を迎えてしまったと...{/netabare}


{netabare}良いなと思ったシーンはやっぱり食べ物のシーンと、あといいちゃんがスッゴく可愛かったです。たまに何言っているのか分からなかったりする所とかも可愛かったです。{/netabare}

結論:2期が見たい!!

長文失礼しました。以上です。

投稿 : 2015/12/24
閲覧 : 212
サンキュー:

7

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