オキシドール大魔神 さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
可愛くもクレイジーなレズたちが織り成す、中スケールアクション&日常コメディー!!
いわゆる百合物はあまり好きではないのだが、アリア本編信者であるのと、アリアの本質はバトルだろうと期待していた分、多少期待外れな部分はあった。というのも、作品の紹介文の一部にもあるが、所詮中スケールアクション止まりなところが少々残念だった。10話あたりで、あかりが的を見もせずに急所を的確に狙い撃ったのがすごいみたいな描写があったが、いやまあフラットに考えれば凄いんだろうけども、多分アリアでもやろうと思えばできるし、半分人間やめてるキンちゃん様の、もはや笑えてくるようなトンデモ理論アクションと比べると、どうしても見劣りする。何か、そんなんで悩んでんの?みたいに思ってしまった。鳶穿も、人殺しの技から武器を奪う技に改変したんだし、そういう風に工夫すりゃいいじゃんと思ってしまった。もっとも、あの場面は技術自体のすごさではなく、そんな技術が染みついてしまっているというところがポイントなのかもしれないが。バトルも最終話付近でないと、割かし戦略的(4vs4のやつとか)でそれほど派手でもなく、本編を知っているとどうしても退屈な部分もあった。とはいえ、鷹捲らへんはアリアらしくトンデモ技だし、最終話のアリアvsあかりは良かった。なんだかんだ王道的で熱い展開(みんなでののかを助けに行こう、アリアに決別を宣言されるも食い下がり決闘を申し込み、最終的に銃を奪い戦妹になれるというあかりにとってのサクセスストーリーなど)をやってくれた辺りがアリアらしくて良かった。
キャラづけも過剰なところがアリアらしい。クレイジーだから笑えるあたりもアリアらしい。
OPEDは普通。BGMはラジオのOPで流れるやつが好き。声優は若手から堀江由衣や斎藤千和などの安定どころまで意外と幅広い。