ナルナル さんの感想・評価
3.6
物語 : 3.5
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
不思議な気持ち
集(主人公)とは右手に王の能力という物を宿しており簡単に言えば人の体内から人それぞれ違う武器を抽出することができるいわゆる超能力者である。また葬儀社とGHQは犬猿の仲である。
物語の前半は高校生である集(主人公)の成長を見届ける作りであった、また涯達(葬儀社というチーム)と協調し他の仲間達との絆が深まっていた。しかし、涯(葬儀社のリーダー)が姿を消してしまった時、葬儀社(集達が所属している)は解散してしまいチームの連携がとれなくなった。そこで集はGHQから人々を救うためにあらゆる手段を選んだ(学校の皆と協力し合っていたはずだが、自分の知り合いが死んだことにより集は人間性を失い生徒達からの信頼度がなくなった)。しかしGHQが作った大きな壁(東京隔離のための壁)から脱出成功かと思ったが最終的に集について来た学校の生徒や親友達は集を裏切ってしまう。そこで死んだかと思っていた涯が現われ集の王の能力(右手に宿している)を奪い去った。しかし集は涯に奪われた腕とは違う腕を手に入れた。そこで涯がGHQに仲間入りしていると思い涯以外のメンバー(元葬儀社)で涯に戦いを挑んだ。思わぬ展開であったが最終話で涯は集が憎く王の能力を奪ったのではなく、自分を拾ってくれた優しい人と成仏するためにあえて集と闘うように争う場を設置してくれたのである。集が勝つことを信じていたことである。
裏切りが多く人間を疑ってしまうような描写があるが人と一緒にいることの悲しさや楽しさまた人に対しての思いやりというのを感じることができた。
※個人的な感想であるが、なかなか複雑なアニメであった。集とあの女の子が再び会うというのは無かったから悲しかった。※