天地人 さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
SFスーパー英雄(?)列伝89
フランスの民話である美女と野獣をアニメ化したされたディズニーの長編アニメーション映画です。
魔法使いに野獣(ビースト)に変身させられた仁藤攻介が、「エル・アイ・オー・エヌ、ライオーン!」の掛け声と共に仮面ライダービーストとなってファントムと闘う物語です(ウソ)
じゃなくて、魔法使いによって野獣に変えられた我儘な王子が、ベルとの真実の愛によって呪いから解き放たれ、幸せになるという話ですね(汗)
アニメーションとしては初めてアカデミー賞作品賞にノミネートされただけあって、素晴らしい出来で、特に音楽が良かったです。
基本的に自分は日本のアニメを観て育ったせいか、アメリカのアニメの絵柄に少し違和感を感じるため、この作品も最初ちょっとな~って感じで観てたんですけど、途中から気にならなくなってました。
う~ん、映画ってホントに素晴らしいですね(by水野晴郎)
途中、ベルと二人だけで踊るシーンなんか素晴らしいですし、敵役のガストンの悪役らしいキャラも、野獣となった王子との対比がハッキリしてましたね。
最初は野獣となった事でひねくれて自身をなくした王子と、ベルを好きな割にはそのベルが読む本を平気で投げ捨てるガストンの性格に、どっちもどっち的だったんですけど(苦笑)
ベルと触れ合う事で徐々に優しさに目覚めていく王に対し、最後まで嫌なヤツだったガストン(最後は助けられたのにだまし討ちをしようとする)と、ハッキリとした描き方で観客の心を王子に持っていく事が出来たんじゃないでしょうか。
逆に言えば、もう完全におとぎ話でひねりも何も無いというか(おいおい)単純で物足りないと感じる方も多いかも知れませんね。
まあ、そこはディズニーなんで、野暮というかね(苦笑)
では、みなさん「さあ、ランチタイムだ!」(だから、それは仮面ライダー・・・)