EGA2:50 さんの感想・評価
3.3
物語 : 3.5
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 2.5
状態:途中で断念した
全体的に小粒に纏まってしまったサスペンス
◆ストーリー・キャラ
旭川を舞台の、標本士の櫻子さんと助手的な役割の正太郎のコンビが、周囲で巻き起こった事件の謎に挑むサスペンス。
1~2話完結型のオムニバス形式。
サスペンスとはいえ、某名探偵の孫や某小学生探偵のように、殺人が頻繁に起こるわけではなく、比較的小さな謎や事件を解き明かしていくスタイル。
{netabare}
話数も少なく、比較的ライトな事件が多いので気軽に見られるものの、その分壮大さもなく小粒に纏まってしまっている。事件として緊張感があったのは2話のみ。
櫻子さん、正太郎コンビはキャラが立っているが、それ以外の脇役の個性は薄い。(基本的に警官も役に立たず、正太郎の同級生ヒロインも空気。怪しい教師も基本的に冷めているだけのキャラ)
6話の手紙&指輪回では、前半はやる気のない教師と同級生ヒロインがメインであったため、櫻子さん、正太郎コンビが出てくるまで退屈さはぬぐえなかった。
7話以降で、櫻子さんの過去など少し謎が見えかけてきたものの、その後の展開が気にならなくなってしまい、視聴を断念。おそらく櫻子さんの弟が死んだとか、その辺が予想されるが、興味をひくほどではなかった。
{/netabare}
酷評するほどの内容ではないものの、前評判に比べてインパクトが薄い作品だった。アニメで見るよりも、書籍でじっくり読んだほうが楽しめる作品かもしれない。