「戦姫絶唱シンフォギアGX (第3期)(TVアニメ動画)」

総合得点
63.8
感想・評価
269
棚に入れた
1503
ランキング
4142
★★★★☆ 3.7 (269)
物語
3.3
作画
3.6
声優
3.9
音楽
4.0
キャラ
3.7

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ネタバレ

EGA2:50 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 3.0 作画 : 3.5 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

ちょっぴり消化不良だった分、4期に期待

◆ストーリー

原作はうたプリ等で知られる作曲家の上松氏と、ワイルドアームズで知られる金子氏の合作。

シンフォギアと呼ばれるギアを纏い、世界の危機を歌で救う少女たちの物語。
今作はシンフォギア装者の新たな敵として、錬金術師のキャロルとオートスコアラーたちが登場する。

{netabare}
・序盤
第1話はシンフォギアが何たるかを6分で描写しきったインパクトの内容。
墜落するスペースシャトルを救援するために、シンフォギア装者の3人がミサイルの中から飛び出してシャトルの上に乗りこみ、衝突を防ぐためK2の一部をぶっ壊して標高を世界3位に格下げした後に、そのままダイナミックに自然破壊を行いながら斜面を滑り落ち、麓の町の民家に衝突するのを背面投げで食い止める。
これだけで筆者はシリーズの視聴を決めた。

・中盤
新たな敵、オートスコアラーとアルカノイズに敗北する装者たち。彼女たちに対抗するため、キャロルから逃れてきたエルフナインが持ち込んだ魔剣ダインスレイフを利用した「イグナイトプロジェクト」を進行させる。

この後から、若干ストーリーがグダつき始めるのを感じた。
そもそも敵サイドが装者たちをパワーアップさせ、世界を分解するために必要なエネルギーの旋律を集めることが目的であるため、「敗北→葛藤を乗り越えパワーアップ→勝利」の流れが必然となり、勝負に八百長感が出てしまった。
しかも装者6名全員について、同じように毎週繰り返していたこともあり、テンポを悪くする原因となってしまった。

・終盤
2期で大人気だったウェル博士の再登場で持ち直す。
あとはXDモードでパワーアップして、ボスを倒すまでがお決まりのパターン。

{/netabare}

◆声優・キャラ

装者の中の人が酸欠になるほどの迫真の演技であり、自然と熱くなれる。
また、金子節と呼ばれる独特のセリフ回しがあり、敵味方キャラ共に個性を濃いものとしてくれる。このセリフ回しの使い方は3期で完全に固まったといえる。

また、歌についても録音環境・ノウハウが整い、装者の中の人のレベルアップも手伝って、「戦いながら歌う」演技の部分でさらに臨場感がアップした。もはやCD音源では物足りないレベル。

また個々のキャストの演技もシンフォギアらしく完成されたと言っていい。特に響(CV悠木碧)はイケメン度が増し、1期とは別人に。翼(CV水樹奈々)も完全にその身はTSURUGIと化し、ツヴァイウィングをやってた頃の演技が懐かしくなる。

◆音楽

相変わらず安定のクオリティ。OP、EDだけではなく、劇中のキャラソンを含めて質が高い。

{netabare}
また、今作で水瀬いのりの歌声をキャラソンで聴いたが、想像をはるかに超えていた。ごちうさチノなどの少女役のイメージしかなかったため、良い意味で裏切られた。
{/netabare}

◆総評

ストーリーは途中で残念だったところもあったが、それ以外の持ち味は相変わらず健在、むしろパワーアップしていた。
また、視聴者に好評だったネタをぶっこんできたり、イベントで中の人が描いた前衛的なノイズのデザインを取り入れたり、作中に出てきたのぼりなど斜め上のアイテムのグッズ化等、公式が定期的に悪ふざけをするので、そういった面白さにも事欠かない。

投稿 : 2015/12/23
閲覧 : 335
サンキュー:

2

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