鸐 さんの感想・評価

4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.5 状態：観終わった

良い意味で期待を裏切ってくれました

総じて高評価な作品でした。
特に期待を裏切ることで楽しませてくれた作品でした。


第1話
{netabare}まず、主人公。
OPを観たときに、主人公っぽいの居なくない？って思うじゃないですか。
主人公の代わりに居るのは、ラスボスのような存在だけ。
まさかこれが主人公のデザインなの！？
信じたくはありませんでしたが、・・・ま、まあラスボスルックスの主人公って今までにないし、面白いかも！ポジティブに考えよう！そう思って視聴を継続。

前半までで、とりあえず最強主人公がVMMOに取り残されて戦う系と言う事は分かりました。

主人公の名前、あの顔でモモンガって可愛いですね。{/netabare}

第2話

第2話からも主人公の最強っぷりがはじけていますが、
以外と戦略的でSAOとは違った楽しみ方が出来そうです。

しかし、派手さが無い分、風変わりな事に慣れてくると飽きてきますね。
徐々にペースが落ちてきて、ついに数か月放置してしまいました。

そして久々に観た第8話
ハムスケがかわいい。
なにこの走る度にテケテケ言いそうなフォルム。
ハムスケに乗るアインズ様も総じて可愛く見えてしまいます。

第11話～第13話
{netabare}戦略シミュレーション系のゲームが好きな人なら面白さを共感できるかな？
モモンガとシャルティアの戦い、まるでポケモンWCSの世界王者戦を観ているときのような興奮が味わえました。
レート1500以下の私にはレベルが高すぎて、展開の読みなんて想像もできませんが、現状から次の攻撃に移り方なるほどと感心せざるを得ません。

戦いの序盤はモモンガの積み技から始まります。
ほぼ同格の敵同時であれば、能力上昇が戦いの命運を握ると言って間違いないでしょうか、一体どれだけ積めば気が済むのか。
呆れられるほど積んだ状態で、もし私ならその時点で戦意喪失しますが、流石のシャルティア全く動じていません。
冷静に状況を分析し次の一手を考えていたなら流石という他ありませんが、単に神経が図太いだけともとらえかねられませんし、また自分の力を過信していたと言う事も言えます。

そして中盤
まさかアニメ内のゲームであれほどのフェイクをかましていたなんて、普通は伏線を張ったりフラグを立てたりして大体どうなるか予想がつくものじゃないですか。{netabare}モモンガが装備を外していたのはてっきりレベル差がありすぎて間違って倒してしまうことがあるからじゃないかなあなんて思っていたのですが、完全に騙されました。{/netabare}
所々登場するコキュートスが完全に対戦動画を観ているときの我々で笑ってしまいました。

そして終盤
ここまで、チートにチートを重ねてきたオバロでしたが最終局面はまさかの課金・・・最後の最後まで、裏切りを忘れない気持ち素晴らしいです。

前半をみたのがもう数か月前になってしまうので、果たして作中にすでに登場していたかどうかは分かりませんがwikipediaをみたら
『当初はモモンガやペロロンチーノと「無課金同盟」なる、課金を一切せずその分の弱さを自らの腕で補っていくことを理念とした同盟を組んでいた』
って、えぇっ・・・完全に裏返ってるじゃないですか・・・

モモンガの最終幕で放った「ゲームとはいかに相手に嘘の情報を渡せるかだ」って言葉、この戦いを観ていると確かにそうかもなと思ってきてしまいます。

多分わかっている人でないとここまでの戦いを演出できなかったと思うので、この制作者ってホント廃人だなあと思いました。{/netabare}


作画に関しては、CG部分の組み込み方がかっこいいなと思いました。
CGとわかる作画ではありますが、ドラゴンなどの圧倒的な作り込み！とてもまねできるものではありません。凄いなと思いました。