ノリノリメガネ さんの感想・評価
2.2
物語 : 1.5
作画 : 2.0
声優 : 3.5
音楽 : 2.5
キャラ : 1.5
状態:観終わった
無色の間延び
全話視聴しました。
ジャンルはミステリー。若干ファンタジー要素もある推理ものです。
大学の先生とその生徒が、15年間一歩も研究所の部屋を出ずに暮らす大天才真賀田四季に会うために彼女の住む研究所へ向かいますが、そこで当の真賀田四季が手足を切断されて殺された。しかも密室で完全なセキュリティの中で。さー、誰がやったんだというところから始まります。
事件が起きた最初の方はその猟奇性や密室トリックからワクワクさせられましたが、そこからが正直間延びしてました。全体の構成は11話も必要なかったかと思います。
事件そのものは割りと小ぶりで、これなら金田一みたいに3~4話くらいでまとめるか、劇場版スケールで作った方がスマートだったかなと思います。
そのくらいでまとめられるものを無理に11話に引き伸ばしているから中盤ストーリーがかなり停滞しているし、退屈でした。
あと引っかかるのは、結局犯行動機がなんだったのかスッキリしないことです。推理ものでは外せないファクターだと思うのですが、ぼかしすぎかなと思います。「天才の思考は凡人には解らない」ってことでうまく丸め込まれてる気がしてなりません。
四季は当初娘に自分と所長を殺させようと考えていたが予定変更したのか、最初から娘も所長も殺そうと思っていたのか判別がつきませんでした。後者のほうがマッドな感じがして良い気はしますが。
会話がいちいち周りくどいというか、わかりにくいオシャレな言い回しも多く難解にしている感じがします。
キャラクターも魅力が薄いのもダメです。一通り見たけど好きなキャラができませんでした。西之園くんは頭がお花畑で、正直イライラしました。
まとめると、3~4話構成か劇場版で短くまとめて、犯行の動機をハッキリさせてたらもっと化けてたと思います。
OPはナイスでした。