Baal さんの感想・評価
3.9
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
Fと目に見える世界は・・・
推理作家森博嗣のミステリー小説、S&Mシリーズの第1巻
を原作とする作品です。全11話、原作未読
犀川の恩師の娘である西之園萌絵との話で犀川研究室の旅行が
妃真加島に行くことになり研究室のメンバーと犀川先生、萌絵
はその島に向かった。島にはその所有者である真賀田家が設立
した真賀田研究所あり、萌絵は叔母の縁から研究所と多少関わ
りを持っていました。そこの研究所の一人で現存する最高の天
才と言われる真賀田四季博士に会いたいと犀川先生と萌絵は研
究所に向かうのだが・・・
ニコニコの最終話直前振り返り一挙放送を見ていてなんかドラ
マ仕立てだなぁと思ったら少し前にドラマ化していました(笑)
そして原作は20年も前の作品だったという事も視聴し終わっ
て作品について調べていたら出てきて驚きでした。
中身についてですが、推理モノという事で殺人事件を~の流れ
でしたが、各話各話での引きと繋がりが良かったように自分は
思いました。(一挙放送で見たのでそこの繋がりがよりはっき
りと見えたからだと思います)
原作が20年前なので今の時代なら容易に分かる事も当時の基
準でと考えるとその雰囲気を上手く出していたように思います。
推理モノは見るのは好きですが考えるのはあまり得意ではあり
ません。ですがその視点を上手くコントロールするキャラが居て
退屈になったり、どこか空虚な別の空間に見えるという事が少
なかったと感じることが出来るように思いました。
{netabare}すべてがFになるのFが16進数のF=15である事は作品が
始まった瞬間に分かってしまいました。数学ばっかり考えてると
こんな風に考えてしまうのかとか思っていました(笑) 普通なら
それ以外の事の方が思いつきそうですのに{/netabare}
曲に関してはそれだけではないのですがやっぱりノイタミナ枠
はどこか独特の色を持っているように感じます。今回は曲で特に
強く感じました。具体的にどうと言われると自分の中でも曖昧
なのでなんとも言えないのですが、作品の色を調和し、共鳴し
互いを高め合っているが故にそう強く感じるのかなとは思います。
自分はOPED共に割と好きになる感じでした。
ニコニコ一挙放送で2回(1~8話と1~10話)を短期間の
に見たのでス~っと流れるように視聴でき、すんなりと頭に
入ってくる感じだったので見ていて面白かったし、その時間が
短いと思えるくらい作品に入り込めたと思います。
まあニコニコで見たときのAA職人がとてもすごかったので
それの影響も多少はあるのかなとは思いますがw
とにかく11話とても楽しく見ることが出来た作品でした。
(11話をTVで見たときにAAがなくて物足りなかったのは
内緒ですw)
◆個人的点数評価 77.033点