天地人 さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
SFスーパー英雄(?)列伝87
この映画はある意味画期的な作品なんですね。
TVで登場して以来、マンジガーシリーズに出ていたボスボロットが初めて出てこないんですよ。
(マジンガーZ対デビルマンの時点では、まだマジンガーZに登場していない)
どうやら、この映画に登場する謎の宇宙人は、前作であるグレートマジンガー対ゲッターロボに登場する敵と同じらしく、整備中でグレートマジンガーが動けない隙を狙って地球(日本)を襲ってきます。
まだ、作中ではTVと違い、ゲッターロボGが登場していないため、ゲッターロボで立ち向かうのですが、TVと同じく武蔵が死んでしまいます(涙)
ただ、いつのまにか(ホントにいつ用意したんかい)ゲッターロボGや新早乙女研究所(フォーダムG)が出てくるのは、いかに映画で時間が無いとはいえ、おいおいって感じでしたね。
補充要員として訓練していた闘士ベンK(それはメタルダー)じゃなくて弁慶を加えた新チームで、ゲッタードラゴンとなってグレートマジンガーと共闘する訳ですが、それならとっとと新ゲッターに代えてれば武蔵は死ななかったんじゃないの(おいっ)ってのはホント思いました。
ただでさえ短い上映時間が、今回は30分から25分と短くなったうえに、ゲッターロボからゲッターロボGへの交代と、グレートの新兵器であるグレートブースター登場を入れてるため、この映画ではゲッター側の描写が酷いです。
新ゲッターが出てくるんですけど、ドラゴンしかならない(ライガーとポセイドンは未登場)し、オイシイところは全てグレートが持っていくという、このシリーズ特有のマジンガー押しが一番出てくる作品かもしれません。
まあ、逆に考えれば短い時間の中で、メンバーの死亡に新ロボ&新兵器登場、敵の3体との対決と、よくもこれだけ詰め込んで作れたものだと製作スタッフに感心する出来だと言えます。
(でも、ビューナスAは出てくるのに、ミチルはやっぱり出撃しないし・・・汗)