ato00 さんの感想・評価
2.8
物語 : 2.0
作画 : 3.5
声優 : 2.5
音楽 : 3.5
キャラ : 2.5
状態:観終わった
奇跡と感動
人はいまわの際に、親しい人の枕元に立つと言う。
科学的ではないが、変な胸騒ぎがするというのもそれに当たるだろう。
どちらにしても、一種のテレパシー的な超能力か霊的な何かなのか?
これがリアルに生じると人は奇跡という。
このアニメはそんな奇跡の話である。
淡いパステル調の色彩が特徴の本作品。
シナリオに少々難がある。
小四の時、仲良し6人組が一斉に転校する設定は無理。
ここは、4人が限度でしょう。
また、4人だと各人の話を詳しく描け、感情移入がしやすいのでは?
主人公役の伊藤かな恵さんを除くとオーデションで採用された新人声優さんとのこと。
よくよく聞いてみると、やはり演技がたどたどしい。
6人組と言うのは、採用枠を増やしたいが故の苦肉の策か。
大人の事情がちらついて、少々幻滅である。
奇跡を感動に変換するのは難しい。
むしろ、日常のなかでの何気ない出来事に感動が潜んでいるものだ。
このアニメはやはりもう一度シナリオから練りなおした方がよいのでは?
根本的な所に踏む込んでしまった私なのでした。