「ラブライブ!The School Idol Movie(アニメ映画)」

総合得点
73.2
感想・評価
699
棚に入れた
3564
ランキング
1048
★★★★★ 4.1 (699)
物語
3.8
作画
4.2
声優
4.0
音楽
4.3
キャラ
4.2

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ネタバレ

うち. さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

ラブライブ、真の完結。これを観ないとラブライブを観終わったことにならない!

 PS4のビデオレンタルで見ました。 
 物語は二期終了した後の三年生組が卒業した時期(スクールアイドルではある)に海外から手紙が届き、ニューヨークへ行きそこでライブをするというもの。
ニューヨーク観光兼ライブ会場探しが前半30分ほどやって、その後は日本でのラストライブに向けてのetcという感じの構成。
 帰国後はニューヨークライブが話題になりミューズの人気が爆発し解散と言えない空気になったのは面白い部分でした。アニメシリーズで3年が卒業したら解散というのを誰にも言っていないという設定を形にしたのが劇場版の基盤の一つなのかなと思いました。
 今作は音楽とライブに注力しており、ライブシーンに至っては何度か見返したほど良かったです。やはり劇場クオリティというか「ここは手抜きしちゃアカン!」という覚悟を感じました。

・劇場版から感じた「これでラブライブは終わります」という空気感
 三年生メンバーが卒業、それによるミューズ解散はアニメシリーズ二期で言及されていましたが劇場版では「本当にそれでいいのか」というファンの疑問に答えをだした作品だったと感じました。
 観ている側としては確実に解散することが予想出来るというか、実際に現実でミューズ解散するし…というメタな視点は置いておいて、やはりあの九人揃っていないミューズはミューズではないし作中で卒業やら後半は桜が咲いているしでとにかく「終結感」を出したので嫌でも解散や完結というワードが結びつく構成でしたね。
 しかし解散や卒業による別れが悪い作用に働くことはなくあくまで爽やかに感動させてくれるところが凄く感心しました、湿っぽい雰囲気は徹底して排除したんだと思います。(キャラがあまり泣かないのも起因している?)
 挿入歌は湿った雰囲気を払うように明るい曲のみという勇気の決断(?)
 挿入歌はどれも良かったと思います。特に「Angelic Angel」や「僕たちはひとつの光」はリピート推奨。

キャラについては追記予定。
・キャラについて
 それぞれ見せ場というか出来るだけ九人のキャラを目立たせようとした感じでした。
 今まで出てきたアライズやモブ達、雪穂や愛里紗なども空気にさせない登場(活躍)のさせ方だったかなと感じました。
 まさか凛、花陽、海末の母が出てくるとは思いませんでした(一瞬でした、台詞は無し)ママライブとか見てみたかった。
 Angelic Angelにおいてセンターになった絵里は優遇されていた言えるでしょう。

・総括
 アニメシリーズでのお約束ネタを抑えつつ、コメディとシリアスが良いバランスで構成されていました。
 エンタメ作品としてお勧め出来る作品でした。一期、二期を観た人はとりあえず観た方が良い。

現実版ミューズが紅白歌合戦に出場することになりました、おめでとうございます。

投稿 : 2015/12/18
閲覧 : 273
サンキュー:

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