「名探偵コナン 14番目の標的[ターゲット](アニメ映画)」

総合得点
69.5
感想・評価
284
棚に入れた
1901
ランキング
1796
★★★★☆ 3.7 (284)
物語
3.7
作画
3.5
声優
3.8
音楽
3.6
キャラ
3.8

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ネタバレ

mkt03 さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

洗練されたアクションサスペンスと至高の演出!

劇場版コナンの中でも
個人的にTOP3に入るくらい大好きな作品です。

ストーリーは、クリスティーの傑作「ABC殺人事件」を思わせるような、
名前に数字の入った人をターゲットとする連続殺傷事件を軸に
展開していきます。
ゲストキャラばかりではなく、馴染み深いレギュラーキャラまでもが
次々と狙われる展開は、緊張感満載で非常にゾクゾクしました。

アクションも劇場版らしいダイナミックなものになっています。
劇場版ではお馴染みとなった序盤のスケボーチェイスに始まり、
中盤のヘリ不時着、終盤のアクアクリスタル水没などなど、
山場が目白押しで息をつく暇もないぐらいの展開でした。

また、本作では小五郎のおっちゃんが刑事を辞めた経緯が描かれています。
この若いおっちゃんが、またカッコイイんですよね。
そして、刑事を辞めるキッカケとなった行動が
本作の重要な要素となっています。
それは、自分の奥さんを人質に取った犯人に発砲したというもの。
弾丸は奥さんに当たってしまい、周囲には人質に構わず犯人を
狙ったと思われてしまいます。
真相は奥さんの足に軽傷を負わせて動けないようにし、
犯人から解放しようとしたということでした。
この行動が最終的には、蘭を救うことになります。
序盤の伏線ががっちりとラストにハマる展開は良かったですね。

本作の悪役、沢木公平がまた良いキャラしてました。
温和そうな人から一転、終盤は恐ろしい本性を見せて、
凄いインパクトでした。
これぞ中尾隆聖さんといった感じのサイコ感が素晴らしかったです。

そして、本作を語る上で外せないのが、
何といってもラストのコナン狙撃シーンです。
ここの演出が最高でした。
狙撃までの無音、アングル、青山先生の作画。
何度観ても鳥肌が立つくらい素晴らしいですね。

主題歌は、ZARDの「少女の頃に戻ったみたいに」。
これまた良い曲で、EDを飾るのに心地よいバラードとなっています。

ということで、今観ても色褪せない劇場版コナンの傑作の1つだと思います!

投稿 : 2015/12/14
閲覧 : 371
サンキュー:

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