ミロ さんの感想・評価
3.4
物語 : 3.5
作画 : 3.0
声優 : 3.5
音楽 : 4.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
色々もったいない
原作未読です。全て観ました。その上でとてもリアルだなと感じました。そして少し説明不足かなと。
本作の主人公である比企谷八幡の考え方は非常に後ろ向きです。私が非常にポジティブな考え方のせいかどうかは分かりませんがあまり共感できませんでした。
八幡の思考が後ろ向きなのは結構ですが、周りの葉山や三浦などの意見に対してお前らはまるで本質が見えていないという態度が気に入りませんでした。
7話では、八幡と雪之下の考え方だけが正解のように描かれ、自分たちだけが物事の本質を理解しているという様な姿勢はいかがなものかと思いました。(自分の冷めた考え方こそが現実を見れているという様な発想はある意味とても高校生らしいと言えますが)
あとは八幡が自分でも捻じ曲がってると言ってるので一々言うのも何ですが、リア充グループに対しての反論がいつも攻撃的すぎる(文化祭だけは除く)。人を馬鹿にしたような態度ばかり取っていればそりゃ敬遠されるだろう・・・と(素直になれないのも高校生らしいといえばらしいかもしれませんね)
何というか物事をハッキリと言うことと空気を読まないことを混同してる様に感じました。
私は本作では一番大人な感じの八幡が一番子供の様に見えてしまったので残念でした。
さらに気になるのが八幡は何故元々入りたくもなかった部活のために嫌われ役を演じてまで部活の任務を遂行しようとしたのかよく分からないので説明不足なような気がします。
とはいえいい回もありました由比ヶ浜がメインとなる回は大体好きでした。ひねくれた主人公の前で直情的で素直な由比ヶ浜はいい対比というかいいキャラしてたと思います。