天地人 さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
SFスーパー英雄(?)列伝86
199X年 世界は核の炎に包まれTV版の作画レベルは崩壊した。キャラの顔はカットごとに変わりあらゆる登場人物が変顔になったかに見えた。だが、映画版の作画は崩壊していなかった(チャチャチャチャーン♪チャチャチャチャッ)
・・・なんか冒頭のナレーションのセリフが違うような気がしますが(汗)こんなセリフを書くくらい(おいおい)TV版に比べ映画版の作画レベルは高いですね。
その代わりと言ってはなんですが、グロ描写が凄いです(苦笑)TV版ではシルエットだったり透過光でごまかしていましたが、この映画では丸見えなんです(なので、そういうのが苦手な方は1986年版のこの映画は見ないほうがいいと思います)
内容はケンシロウとラオウの最初の闘いまでを描いてますが、映画という限られた時間で見せるため、色々と原作と違う部分があります。
①原作の時点では明らかにされてなかった設定が取り入れられている
ユリアが南斗の血を引いていると明らかにされていたり、リンが真の救世主的な存在(天帝?)として描かれている。
②ジャギが偉くなっている(おいっ)
ラオウから北斗はくれてやると言われ、伝承者を名乗っており、ハート様やジャッカルを部下にしている。
③違う相手との対戦が見れる
シンや牙大王はラオウと対戦して敗れ去っており、特にシンがラオウに倒される事で、倒されたシンが駆けつけたケンシロウと会話するシーンが見所のひとつとなってます。
原作至上主義的な方にはきついですけど、パラレルワールド的な作品として見れば結構面白い作品だと思いますよ。
ただ、最後が・・・
何故か映画公開時とDVD版で結末が違うんですよね。
映画ではラオウにケンシロウが敗れ、止めを刺そうとするラオウの前にリンが止めに入るんですけど、DVD版だとラオウとケンシロウがお互い最後の一撃を放とうとした瞬間にリンが止めに入る内容にかわっているんです。
映画の内容だと続編を連想させるようなラストですけど、結局は作られなかった結果を見ると、何か事情があったんでしょうね。
あとトキやサウザー様は出てこないので、観たい方はイチゴ味か本編(TV版)をぜひ観てください(ちょっと待て)