パムルガ さんの感想・評価
4.9
物語 : 5.0
作画 : 4.5
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
危うく麻雀再熱しそうになりました。
百合が上位タグに合ったので敬遠気味でしたが熱い演出、爽快感溢れる上がり、また清澄を始めとする各校の絆など久々の大当たり作品に出会い県予選が始まって以降興奮しきりでした。
突出して良いと思った所は団体戦決勝での回想シーン、清澄にスポットを当ててくるのがセオリーな筈だが対戦3校の回想の多さ、そして短いながらも高い質に完全に入り込んでしまいました。大将後半戦ぐらいには龍門渕以外を、個人戦では誰が勝ってもというぐらい全員を応援していました。ちはやふるで唯一の不満点だった対戦校の扱いが素晴らしく各校部員の絆の強さ、特に鶴賀のモモ、風越、池田の回想シーンは泣きそうになりました。
もう一つの見所として上がりの演出。咲の嶺上開花や衣の海底撈月など上がる際の演出はBGMとも相成りかなりの爽快感!
数ある上がりの中でも一番記憶に残ってるのが団体戦決勝、大将後半戦での風越、池田の唯一のツモ上がり。他の3人との実力差も感じられ(そう思わせるシーンもあり)龍門渕に狙い撃ちされ優勝に絶望的な状況に追い込まれ意気消沈していた場面での主将福路との回想シーン、前を向いた池田に神様が与えてくれた平和、純全三色、一盃口。この場面が彼女の唯一の見せ場でしたが咲-sakiで自分が唯一泣いたシーンであり本当に良かったと思えるシーンでした。
百合要素というのは自分にとってプラス査定にはなりませんがあくまで男臭さをなくすという点と女子同士の強い絆=百合というありそうかなという点で評価はします。
作品としての完成度では同じ文化スポーツ物のちはやふるに及びませんが楽しめたという点でちはやふるより少し高めの評価になりました。
完結を気長に待ちながら阿知賀編、全国編も楽しんで見ようと思っています。