101匹足利尊氏 さんの感想・評価
3.6
物語 : 3.5
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 4.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
人間の強欲と、吸血鬼の傲慢と…。
原作コミック及び関連ライトノベルは未読。
文明滅亡後の世界、吸血鬼と退廃的な私の好物が揃っていたので視聴した作品w
ただ、序盤の印象はあまり良くなかったです。
初回こそ衝撃的ですが、その後、しばらく続いた学園物?っぽい展開は、
正直、不要だと思いましたし、折角世界を滅ぼしちゃったのだから、
もっと廃墟でのバトルを見せろといった感じで
フラストレーションを感じましたw
吸血鬼についても序盤はもしかしてこの作品は、
ヴァンパイアを耽美系の少年趣味に消費したいだけなのでは?
との疑惑が拭い去れずwこの時点で視聴を切ろうかとも思いましたw
それでも私が視聴を継続したのは、
この作品が短い生涯を強欲に生きる人類と、
長すぎる生涯の中で力を持ち過ぎて、傲慢になった吸血鬼。
それぞれの価値観の交錯による良ストーリーの予感が漂っていたから。
受け取った世界観を注意深く咀嚼してみると、
文明滅亡の真相などに謎が多く、練り込まれた独特の物語展開への、
期待が序盤から感じられます。
そしてその期待は終盤になるにつれ、ようやく形となって提示されてきます。
本作は少しエンジンがかかるのが遅い作品なのかもしれません。
好きなキャラは三宮三葉。
金髪、ツンデレという私にとっては、玉子焼きの如き典型的な好物ですがw
序盤、主人公にまとわりついていたシノアちゃんが、やや不思議系のヒロインだったので(苦笑)
(まぁ、それはそれで可愛かったし、面白かったですがw)
三葉に遭遇した時は、滅びた世界にも、
ちゃんと、どこにでもいる普通のツンデレが生息しているんだなと、
少し安心しましたw
但し、三葉ちゃんもまた登場するのが結構遅いのが難点w
それまではシノアちゃんとの不思議なやり取りに
目を回したりする必要があるかもしれませんw