蒼い✨️ さんの感想・評価
3.4
物語 : 3.0
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 2.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
聖地巡礼アニメの先達らしい。
アニメーション制作:AIC
1992年 - 1993年に発表された全6+1話のOVA。
原作は、梶島正樹、林宏樹
当時としてはオタク向けというカテゴリーでの大ヒット作アニメ。
富士見書房系雑誌で足掛け約12年にも渡る長期連載である漫画版があり、
スピンオフの愛・天地無用!が2014年に放送されたこともあって、
古い割には若い年代にもそれなりに知名度はあるのかな?と思ったりして!
作品舞台は岡山県倉敷市。世界観は、平成一桁版のうる星やつら?
ジャンルは、SF+ハーレムでしょうか?
一話目のあらすじ
{netabare}
主人公の高校生・柾木天地は柾木神社の神主の孫であり、
触れてはいけないと祖父から言われていた祠の封印を解いてしまい、
ミイラ化していた鬼を蘇らせてしまった。
鬼の魎呼は超能力を持った少女(実年齢は置いといて)であり、天地を襲撃する。
いろいろあって魎呼は柾木家に居候するようになるのだった。{/netabare}
1期にあたる今シリーズは毎回キャラが増えていきまして、
魎呼、阿重霞、砂沙美、美星と…天地ハーレム?が勢揃いするまでの課程?
マスコット小動物の魎皇鬼も忘れてはいけませんが。
最期に事件があって戦って、もう一人追加でとりあえずそれで今回は終わり。
観たところ、
出てくる女の子が全員宇宙人だったり、ハーレム描写があかほりっぽかったり、
いかにも90年代っぽさ満載でしたね。
『天地』
『天地様』
『天地兄ちゃん』
『天地さん』
呼び方も様々で、こういうのが男の夢なのでしょうか?
主人公を巡ってお風呂で女同士が裸で喧嘩をするとか、
結構ベタなシーンも有りましたし。
よくよく考えたら女性キャラの性格が今の視点で見ればステレオタイプなハーレムであり、
しかし、見方を変えれば当時はそれが新鮮だったのかな?と思ったりですね。
他には、スターウォーズのオマージュなのか主人公・天地がライトセイバーに似た剣を振り回してたり、
ジェダイ→樹雷皇家 なネーミングとか、これって作者の趣味ですよね!
このアニメは正直に言うとギャグがあんまり面白くないですし、コメディとして作風の古さが気になるところ。
でも、シリアスなシーンの作画と演技に気合が入っていたり、
この作品の根底にある、樹雷皇家(銀河系の支配階級)が日本神話を意識した装束だったりとか、
そういうところに人気があったのかな?と思ったりです。
今観ると確かに古いのですが、オタク向けコンテンツの歴史を顧みる目的で、
90年代の傾向を調べるのに最適な作品であると思いました。
それにしても…、女の子役が、折笠愛、高田由美、横山智佐、水谷優子。
そういう時代もあったんだなあ!て感じですねw
これにて感想を終わります。
読んで下さいまして、ありがとうございました。