ミロ さんの感想・評価
3.6
物語 : 3.5
作画 : 4.5
声優 : 3.0
音楽 : 4.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
好き嫌いが分かれそう(評価訂正)
個人的には好き嫌いの分かれる作品だなと思いました
まずは良いところから書こうと思います。本作では最初は自己主張ばかり強く中学生らしい光の成長が26話通して見て取れます。考え方は成長しているものの子供っぽさが抜けないところも現実味があっていいように感じます。あとは背景音楽も素晴らしいものです。特にやなぎなぎさんのアクアテラリウムはあの時の一番いいEDだったとすら感じます。
あとはやはり要とさゆのシーンでしょうね。このシーンは本当に良かった。いつも大人ぶっていて本音を見せなかった要がさゆの真っ直ぐな言葉に胸打たれ、泣きながら自分の心情を語る所は思わず泣いてしまいました。
次に悪い点。
本作に登場するあかりとちさきが私はどうしても好きになれませんでした。
まずあかりは何故結婚式でお女子様に自分が代わりになると言い出したのか?中学生の陸と海の子が協力して作り上げたお女子様はどうするのか?あたかも感動シーンのようになっていましたが私には理解できませんでした。
続いてちさき
ちさきに関しては中学生の時の方がまだ大人だったのではないかと思います。紡と光の間で揺れ動くのはいいにしても要と告白を放置しっぱなし。付き合う気がないなら振るなり何なりすればいいのに露骨に嫌な顔をするだけ。挙げ句の果てには私がお女子様になればなどと言い出す始末。大人になればなるほど言っていいことと悪いことの区別ぐらいつきそうなものですが。
ただちさきに関しては友人と喋っていたところああいう面倒くさいのが好きとも言ってましたので本人の好き嫌いなんだろうなとは思います。
いい意味でちさきが好きな人はより楽しめるだろうなとは思います。
人間関係以外ではまなかが犠牲になったにも関わらずもう一度お船引きをやろうという発想になるのが分からないし皆がやりたがっていたのも理解できない。普通あんな大惨事が起これば反対意見も出てきそうなもんですが。
あとはエナのバーゲンセール。これは酷い。生まれてくる子供にはエナが出来てこないからこそ、海の人間の人達は地上の人間と結婚することを反対したのではないのか?あかりのいざこざは一体何のためにやったのか。話の流れ上美海はともかく紡とあきらまでエナを獲得するのは流石にあり得ないなぁと思ってしまいました。とまあ色々ありましたが見所も多いので見ても損はないと思います