norimeru さんの感想・評価
4.4
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
何かが足りない気もするけれど・・・私はとても好きな作品です
一言でいえば、「私はこの作品が好きです」。
そいじゃあ、今まで書いてなかったレビューをなぜ今ごろ?。
それは、けいおんの映画公開でこのアニメを思い出したから。
最初に書いておきますが、確かにキャラクターが◯いおんに似てます。
唯、澪、あずにゃんとさわちゃん(ムギという声も聞きますが)+綾波レイ。
律ちゃんがハブられてるのが微妙なところ。
かなり未来で、既存の文明が途絶、交錯してしまっているはずの世界。
しかし、公用語がフランス語とドイツ語で、敵国にはローマ帝国という名称、カトリック風教会で八百万の神への信仰。
気持ちは分からなくないですけど、混沌を表現するには作品背景の考証と設定にもう少し工夫があっても良かったかと思います。
ほかにもツッコミどころはありますが、それでも私は、これらは大したことがない問題だと思っています。
制作側に意図してまねるメリットなどありませんし、設定が致命的なミスとなっていたわけでもないからです。
辺境の地に、音感の優れたドジッ子新兵を迎える小隊。
次第に仲間や地域の民との距離が縮まります。。
フィリシアを救出し、リオにトランペットを教え、カナタにアメイジング・グレイス聞かせたイリアでつながる関係。
平和に見えていながら、忍び寄る敵国との緊張と好戦派の謀略。
小隊の団結と新兵器の活躍、休戦が絶望視された中でのアメイジング・グレイス。
誰もが知るこの曲には、「どのような者にも、神は祈りに応えて救いを与えてくださる」という意味の歌詞がついています。
(その背景はせもぽぬめさんのレビューが参考になります。)
曲に託したカナタの祈りが叶ったのでしょう、戦闘は回避されました。
とてもいいストーリーを持った作品ではないですか。
カナタの吹くアメイジング・グレイスを聞いて、涙出てきませんでした?。
12話では短すぎたのかもしれませんが、私は「もう少しで、もっと評価されたはず」とプラスの評価をしたいです。
最後ですが、OPのクリムトをイメージしたアニメーションとKalafinaの光の旋律、とっても気に入っています。
もう一つのお気に入りはフィリシアの台詞、「いくわよ、わたしのあなたたち」。
名台詞ですね。
時間がないけど、また観てみようかな。