セメント さんの感想・評価
3.9
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
少女に与えられたのは、大きな銃と小さな幸せ
キャッチコピー
質っぽい雰囲気醸してますが、その実はエロ同人作家の同人誌が元となってますからね。
可愛い女の子に銃を持たせたらかっこいいよね!みたいなコンセプトでそこまで深くないと個人的には思ってます。
少女が銃撃戦をするという目新しい設定に暗めのストーリー展開で面白かったには面白かったですがね。
実際社会派なところはあって、そのヴァイオレンスさは少し問題視されたとも聞き及んでます。
作画に関してはマッドハウス制作でゼロ年代初期の作品としては優秀かと思います。
監督は浅香守生さん、マッドハウスの重鎮ですね。
どちらかといえば私も絵としては1期の方が好みですね、銃撃戦なんか迫力満点です。
なにより声優が良かったです、まぁこれは2期と比較して浮き彫りになっただけでしょうが。
音楽も荘厳でレベルの高い物と言えるでしょう。
OP「THE LIGHT BEFORE WE LAND」は2012年調布FM真夏のアニソン特番で流れてますね、良い曲です。
またメインで登場する社会福祉公社の、クラエスを除く4人の少女の略歴がえげつないんですよね、ヘンリエッタは一家強盗殺人事件の生き残り、リコはALS症候群、トリエラは人身売買、アンジェリカはネグレクトですか。
皆死にかけているところを担当官に救われています、救われてるのかな?まぁ救われてるのか。
私にとっての海外のイメージって本作と「ブラックラグーン」に因るところが大きいです。
日本と比べてとんでもなく治安悪そうでいちでも人殺しが起きるみたいな、実際はそんなことないんでしょうがね。
スナップフィルムとかそういうものがこの世の中にあることを初めて知りましたよ、こうして人は大人になっていく。