あんちょび さんの感想・評価
4.2
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
ニート達の王『AiR KING』
ヒロインである[森美 咲]が大学の卒業旅行でホワイトハウスを訪れており
トラブルを起こしているところに主人公である[滝沢 朗]があらわれます。
(この滝沢くんの登場が全裸ww)⇦もう最初から引き込まれます(笑)
この時滝沢くんは記憶を失っており82億円の電子マネーが入った携帯をもっていました。
そして咲と一緒に日本に帰国して滝沢くんは直ちに自分が何者かを探り始めます。
この滝沢くん何者なのか、なぜ記憶がないのか、色々ワクワクさせられます。
そしてこの滝沢くん、とてもカッコいいです!
どこか憎めないところがあり周りの人を味方に付けちゃうような、なんだかんだで何でもできちゃうような
そんあ魅力あふれる少年の行動をいつもワクワクして観てしまいます。
物語が進むにつれ82億円の電子マネーが入った携帯がなんなのか
自分がどのような事に巻き込まれているのか
そして自分が誰なのか…色々な事がわかってきます。
そして咲の大学のサークルメンバーとの出会いとかもあって話がますます面白くなっていきます。
この作品の舞台は『セレソンゲーム』
そして背景にあるのが『迂闊な月曜日』
まだ観ていない方は何の事だか全くわからないと思いますが
この作品は話が進むにつれ様々なことがわかってくるものなので気になった方は観る事をオススメします!
ネタバレが大丈夫な方は宜しければ続きも…
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*まずこの作品の舞台となる『セレソンゲーム』について
主人公の[滝沢 朗]は何者かによってセレソンゲームに選ばれたセレソン。
セレソンはNo.1〜No.12までおり、滝沢くんはNo.9。
『セレソンゲーム』とは
″100億円を好きなように使って閉塞感漂う日本を救う″というもの。
100億円は特殊な携帯(ノブレス携帯)に入っており
[ジュイス]というコンシェルジュに電話で要求することによって使用する。
*そして背景となる『迂闊な月曜日』
2010年11月22日 月曜日、
日本各地に10発のミサイルが落下したが奇跡的に1人の犠牲者も出なかった。
この事件を『迂闊な月曜日』とよんでいる。
(滝沢が記憶を失う前の話)
滝沢と咲が出会った時にはこの事件は起きていて知らない人はいなかったが
滝沢は記憶をなくしているため『迂闊な月曜日』の存在を知らなかった。
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舞台が『セレソンゲーム』、背景が『迂闊な月曜日』
この2つがどう絡み合ってくるのか
これは1話目に滝沢くんの家で出てくる写真にもうヒントがあって…
この写真には多くの男の人達が真っ裸になって一カ所に集められてる様子が撮られています。
実はこの男の人達はニートの人達。
滝沢くんがこれを知る事になるのはもっと先なんですがなぜ滝沢くんがこんな事をしたのか
ここに『迂闊な月曜日』そして『セレソンゲーム』が絡み合ってくるわけです。
10発のミサイルが落とされ『迂闊の月曜日』といわれる事件
これは誰によって起こされたのか…
これは{netabare}セレソンNo.10{/netabare}によるもの。
そしてその当時(まだ滝沢くんが記憶のある時)
滝沢くんは日本にミサイルが発射されるのを知っていました。
そしてそれを阻止するため滝沢くんはインターネットの掲示板に力を貸して欲しいと書き込みをし
この書き込みを発見したニートの石居が手順を詳しく書き込んで提案します。
そしてここから滝沢くんとニートの人達との関係性が生まれてゆき
このミサイル事件にどう対処したのか、なぜあの写真が撮られたのか、
そしてなぜ滝沢くんが記憶を無くす事になったのか色々わかってくるわけです。
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この作品の魅力は滝沢くんや周りのメンバーによる世界観と
このゲームによって展開されていくストーリーだと思います。
観ていくうちに引き込まれてしまう内容でもあり考えさせられる所も多い内容だと思います。
やはり「閉塞感漂う日本を救う」というテーマ性であったりニートを題材にしていることから
この現代社会について今一度見つめ直すという思いが込められていたのでしょうか…
なんらかの旨趣を感じましたね。
ただ単に話として面白いと感じられましたし
作画、キャラ、音楽、どれも魅力的な作品なのではないかと思います。
劇場版が続きとなっております!
わたしはサクサクッと続けて観てしまいました。
面白かったです!
ぜひ観てみて下さい。
長々とすみませんっ
読んで頂きありがとうございました(o_ _)o))