hikonoir さんの感想・評価
3.2
物語 : 3.0
作画 : 3.5
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
あったかい猿
特に特筆すべき要素は無く、感想書くまでもないと思ってたんだが…。スプラッシュスターと比べると裏切りが無く、親密感が薄い分すこし面白味や深みに欠けている。それでも、学園ラブコメとして充分面白いし可愛い。前半、ミルク登場前の作画は顔の輪郭、額から眉間、頬の割合と位置が微妙に広めで重心が下。後半の作画より可愛いです。タイトルの「あったかい猿」も前半に出て来るので、のぞみの可愛いアホっぷりと一緒に楽しんでください。
L'Ecole Cing Lumiereと描かれてるのは、この5人が通う中学校という設定。アニメ観てて、ん?って思ったのでちょっとこの感想欄で指摘したい。「サンクルミエール」と、劇中に何度もでてくるのでこれが主人公達の通う学校の名前とは想像がつく。「ルミエール」が光だというのはすぐ解ったが、「サンク」は数字の5だなと、だいたい確信していたが劇中の背景に描かれてるスペルを観て…Cingって?何だこれ、発音がこれだとサンクじゃないぞ!最後のスペルはq(キュー)じゃないとサンクにならない。
どうも背景やディテール担当班はあまりフランス語に詳しくないようです。アン、ドゥ、トㇿワ、クァトル、サンク、スィス、セット…カタカナ発音でこんな感じです。あんまり英語と似てませんがデュオ、トリオ、カルテット、サンを取って「ク」を頭にしてクインテットとなると、ほら、どっかで聞いたフレーズになるでしょ。
そもそも、Ecoleってフランスでは小学校のこと。定冠詞のLeはこの場合要らないと思います。それにEの上にアクセント記号を付けないとエコールと発音できない。フランスは独特の教育制度をもっていて子供はその手厚い保護で学校生活をおくる。11~15歳はコレージュ、15~18歳はリセ。「さよなら 夏のリセ」なんて映画あったでしょ、そのリセが日本の高校にあたる。映画や小説、歌なんかに出てくるので知っておいても損はないと思う。