keylove さんの感想・評価
4.0
物語 : 3.5
作画 : 4.5
声優 : 3.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
OPはkey作品にそっくりだと思います。でも評価が難しい><
これは多少のネタバレがあったほうが観る人も選ぶことができるだろうし、そうじゃないと伝わらない部分が大きすぎるのでネタバレレビューとします。
18禁アダルトゲームが原作のアニメ作品ですね。
これでも多少、高めの評価かもしれません。
キャラ、作画、音楽はとても素晴らしかったのでそうなりました。
でも、物語についてはかなり個人的な好き嫌いがありそうです。
賛否両論あってしかりという作品ですね。
一つ目のネタバレ的なことは、この作品はパラレルワールドになっています。
同じ季節がリフレインするという、ひぐらしのような設定ですね。
もう一つが、かなりエロがきついです。
乳首が見えるというレベルじゃなくて、もろに性的描写があります。
なのでそれが嫌いな人は絶対に観れないと思います。
男性にはいいでしょうけどね(笑)
物語としては、本来はそれほど薄いものではないように感じました。
というのは、こういう18禁的なアニメ作品というのは、それをごり押しするか、キャラでカバーするかという感じだと思いますけど、これはそれりにストーリーがありました。
それぞれのキャラの立ち位置、生まれ育った背景や友人たちとの相互関係などは丁寧に描かれていたと思います。
ただ、それだけを純粋に描いているとは言えないので、嫌いな人は吐き気がするぐらいに嫌いになるかもしれません。
良かったのはキャラデザとOP、作画です。
これはとても秀逸だと思います。
神OPだと言いたいぐらいに良かったですね。
ではまず、ちょっとだけ登場人物を記載しておきます。
春日野 悠(かすがの はるか)- 下野紘さん
本作の主人公でとてもきれいな顔立ちをした高校生。
両親が亡くなったことをきっかけに両親の田舎に帰って生活をはじめた。
好青年でお人好しという設定ですが、このキャラに対してはかなり好き嫌いがわかれるのではないかと思います。
cvの下野紘さんは、俺たちに翼はない、だから僕は、Hができない。、進撃の巨人、などで活躍されています。
天女目 瑛(あまつめ あきら)-阪田佳代さん
本作のヒロインの一人。
悠のクラスメイトで、明るくていつも笑顔で元気な女の子。
でも少し影を感じてしまう場面がありますね。
cvの阪田佳代さんは、ごめんなさい、あまり活躍されてる作品がわかりませんでした。
依媛 奈緒(よりひめ なお)-いのくちゆかさん
悠たちが田舎に寄った時はいつも面倒を見てくれた一つ上のお姉さん。
でもお隣に住んでいる高校生で、巨乳がとても目立ちます。
cvのいのくちゆかさんも、ゼロの使い魔、ぐらいしか主だった作品を見つけることができませんでした。
すみません。
渚 一葉(みぎわ かずは)-小野涼子さん
悠のクラスメイトで地元の代議士の娘。
いわゆるお嬢様ですが、そういう気取った態度はまったくなく、あきらのことをとても大切にしている清楚系の高校生。
cvの小野涼子さんは、みなみけ、俺たちに翼はない、ましろ色シンフォニー、などで活躍されています。
春日野 穹(かすがの そら)-田口宏子さん
悠の双子の妹。
人形のように美しい女の子。
性格はちょっと難しい感じで内向的でわがままという面がある。
でも悠の言うことは基本的にはよく聞く、可愛い妹。
cvの田口宏子さんは、グリザイアの果実ぐらいしか主だったものがありませんでした。
すみません。
ここまでがメインとして出てくるキャラたちです。
声優さんが、いま大活躍されている人たちでないので、それが評価にちょっと繋がってしまいましたが、こういう類の作品ならしょうがないとも思えます。
ある意味でかなりチャレンジなことだと思うので。
それと前述しましたが、OPは本当に素晴らしいです。
これがそれほど取り上げられていないというのが不思議なほどでした。
key作品の数々でで歌っているriyaさんが作詞していますね。
音楽ユニットeufoniusとして、riyaさんが歌っています。
メロディーもクラナドなどに通じるものがあったと思います。
それはBGMにも言えることですけど。
オープニングテーマ「比翼の羽根」
作詞 - riya / 作曲・編曲 - 菊地創 / 歌 - eufonius
はアニメーションを含めてとても素敵で素晴らしいの一言です!
これはkey作品を観た人なら絶対にわかるはずです。
それとエンディングと言える挿入歌の部分も良かったです。
悠と穹の二人のアニメーションはたまらない思いがしました。
これほどの音楽とか作画の世界観があったのに、やはり前提がエロなので、どこか残念な感じは否めません。
同じ18禁ゲームが元になった「カノン」や「Air」があれほど素晴らしい作品になったのは、やはりKeyと京都アニメーションのおかげなのでしょうね。
オススメはできませんが、こういう作品を目当てにしている人には良いかもしれません。