天地人 さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
SFスーパー英雄(?)列伝81
とにかくチェインバーが良かったですね。
あの「くたばれオタク野郎」(グサッ)いや、違った「くたばれブリキ野郎」のセリフはスカッとしました。
未来の地球が海に覆われた世界という設定は、ケビン・コスナーのウォーターワールドが有名ですが、あの作品みたいな結果にならなくてホントに良かったです(おいっ)
なんせ、ゴールデンラズベリー賞(最低作品賞、最低主演&助演男優賞、最低監督賞)を受賞してますからねぇ(汗)
第1話冒頭の戦闘シーンのイメージで観ると、地球に飛ばされてからのギャップに戸惑うかも知れませんが、ファーストコンタクト物としては、言語が通じないあたりを丁寧に描いてますし、前半のゆったりとした進め方はほのぼのとして面白かったですね。
後半はちょっと急ぎすぎた感じはありますけど、ラスボス(?)に同じマシンキャリバーとの対決を持ってきた事で盛り上がりました。
この世界では無双状態だったチェインバーがいるため、レドがピンチになる展開が考えられなかった点が弱かったのですが、これでその点も解消されましたし、あのラストにつながったと思います。
(まあ、チェインバーがずっといる、その後の展開も観て見たかった気もしますけど)
ただ、ヒロインのエイミーが後半空気だったような(おいおい)
宇宙を二分する闘いの行方はどうなったのか?とか気になる点もありますが、あくまでこの作品はレドという主人公の成長の物語なんでしょうね。
それであれば、庇護者であるチェインバーとの最終回での別れも必然ですし、色々突っ込みどころもありますがよく出来た作品だと思います。
チェインバー「私は、パイロット支援啓発インターフェイスシステム。貴官がより多くの成果を獲得する事で、存在意義を達成する。」