うーろん=ちゃ さんの感想・評価

5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態：観終わった

「映画」として、本当に面白い作品でした。

　まずはじめに。水島努監督って、映画お好きですよね…？？？彼の作品を観ていてしばしば思うことなのですが、相当な映画通という気がします。それはさておき、本作は「映画」としてたいへん優秀な作品に仕上がっていると思います。思えば、水島監督の映画を観るのは久しぶり。アニメ映画には多大な期待をしてしまう分失望させられることが多いのですが、本作にはいい意味で期待を裏切られました。
　
　知波単がああいう校風だとは…。まさにB-29を竹槍で落とす精神を体現している感じです。「突貫！」てアナタ…。でも、最後には特攻・突撃以外も覚えたようで。よかったね。機関車の中で雑魚寝しちゃうとこも日本兵ぽいです。そしてそして、全員集合・共闘展開って熱すぎでしょう…。（からの、姉妹コンビプレー。）お気に入りのシーンはいくつもいくつもあるのですが、あの作戦会議のシーンが印象深いです。集まった顔ぶれの特徴がよく出ていて。物語の最後には泣きそうになってしまいましたが、最初に泣きそうになったのは「プラウダのために！」のシーンです。クラーラ…。熱い熱い戦闘後に発せられた新三郎の一声には視聴者全員が共感することでしょう。（それにしても、数少ない男キャラクターなのにヘイト集まらない彼はすごいですねえ）試合ステージも豊富に用意されていてオタ心を擽られます。映画だなあ…コレ。また、テレビシリーズよりスケールアップした試合をスクリーンで、劇場の音響で楽しむことができて感無量です。音響監督である岩浪氏もTwitterでおっしゃっていましたが、劇場でしか味わえない音響、劇場でこそ楽しめる音響だと思いますので、都合のつく方は是非、劇場で。みんながみんなの場所へ帰っていくシーンもいいですねー。アンツィオだけ乗り物がショｂ…でもでも、３人で仲良く歌いながら帰っていく様子がかわいかったです。劇場版でさらにアンツィオが好きになりました。待ちきれずにパスタ食べ始めちゃうペパロニちゃんマジペパロニ。「割り算も出来ないんスかア？7.5倍ッス」「75倍です！」には笑ってしまいました。ドゥーチェ！ドゥーチェ！
　みほ役の渕上舞さんが吹き替えで出演なさっている映画『フューリー』でも「ティーガーTUEEEEE」ってなりますが、本作は、戦闘シーンについては
『フューリー』よりさらに興奮できると思います。
　
　以下、鑑賞中のメモを記します。お見苦しいと思いますが、鑑賞中のパトスだけは表現されているかと。（時系列順です）

・キタエリの落ち着いた声いいなあ。あの声での「砲撃。」、良い。
・どう見てもスナ○キンですありがとうございました
・ロシアは音楽がいいので、プラウダ登場は否応なしにテンションあがる
・新キャラ総じて可愛い。というかキャラにホントはずれがいないガルパン。
・ボコ＝ぶりぶり○えもん…？？
・テレビシリーズから思っていたがキャラの私服可愛い、まほちゃんも。
・1年生ちゃんのサバイバル能力は何なのだ
・みほ「火砕流～」のお話のときのねこにゃーの瞳が澄んでいてキレイ
・アリクイチーム、体鍛え過ぎィ！
・麻子ちゃんに引かれてうさぎ小屋？からでてくる３連風紀委員かわいい
・アンツィオ、試合前の通謀に参加していたっけ…？？
・「やべーわーいろいろ鑑みたけど突撃しかないわー」
・「とりあえずパスタ」
・KVたんは操縦者たちとのギャップがかわいい。かっぺちゃんかわいい。
・煙の中から主砲が見えて、ゆっくりと本体が姿を現すのかっこいいなー　
・「撤退するわよ！」のカチューシャちゃん、テレビシリーズより成長期したね、泣かなかった。
・みんな、散り際が大体かっこいいなー。なおアンツィオ
・殺人レシーブのシーン熱いなー！
・継続の戦車のドライビング？超カッコいい…。
・エリカちゃん、みぽりんキライだよね…。「急造チームでチームワークぅ？」ってつっかかったり。嫉妬なのかな？？
・ナオミの観覧車狙い撃ちカッコいい！
・ジェットコースター上を移動する戦車を見られるのはガルパンだけ！
・「エンジン規定はないけど…」からの展開が熱い！
・おばあとゆかり父母、新三郎が選手陣を愛しすぎていて微笑ましい。
・抱き付く会長かわいい！
・ボコ、よかったね。

　スタッフとキャストが情熱を込めて、愛情を込めて丁寧に丁寧に技術を尽くしてくださったのが伝わってきます。本当にお疲れ様でした。楽しませていただきました。ありがとうございます。