我儘という正義 さんの感想・評価
3.8
物語 : 5.0
作画 : 3.5
声優 : 3.0
音楽 : 4.5
キャラ : 3.0
状態:観終わった
最高に切ない愛 でもHAPPY END
この作品は兎に角切なくて胸が苦しくなります。
「よく、主人公がダメだ。」と叩かれているのを見ますが個人的には全くそんなことはないと思いますよ。
とりあえず挫折せず、途中まで頑張って見てると主人公・ヒロインの気持ちに共感できて、のめり込んでしまうと思います。
別れのシーンは涙なしでは見られません。
まあ、あらすじは他の皆様が詳しく書いてくださっているので、そちらを参考にしてください。
自分は文章書くのが下手なので⋯
個人的にはこの物語は1回見終わった後で1話と14話を見比べる事で理解が深まると思います。
ここからは勝手な推測を書かせていただきます。
注意したい点は1話での告白は泣き笑いだったのに対して14話での別れのシーンは笑顔で泣いていたという所です。
1話を見ていると孝之自身は遙の事を好きではないが、水月の友達でしかない遙を泣かせたりできなかったから、付き合う事にしたと分かります。
愛なんかじゃなくて、たぶん傷つけてしまった罪悪感、後悔 そして傷つけてしまった責任でしょう。
それに対して14話では、年月をかけて紡いだ水月と遙への愛情があるからこその選択だと思います。
たぶん孝之は最後も選べなかったと思います。
それでも、2人といると2人とも傷つけてしまうから、遙には別の形で愛という「ほんとうのたからもの」を与えることができたと感じます。
別れ続けることで君が望む永遠を実現して見せたと思います。
夢や希望は実現しないからこそ、たからものとして輝き続ける。
だから「ほんとうのたからもの」は別れの中にこそあると思います。