ガムンダ さんの感想・評価
4.2
物語 : 5.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 5.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
正統派サイバーパンク
小学生ハッカー達が大暴れする作品です。
物語世界では携帯端末が進化し、メガネで現実と重ねて視覚化しています。
現実のあらゆる物体にも属性情報を付けるなど、情報化が一層進んだ世界になってますが反面、インターネット普及初期の様に規制や管理が行き届いておらず、ハッカーが横行する余地が出現する訳ですね。
とかく暗い作品の多いサイバーパンクを明るく描いた作品です。
とは言え物語にはシリアスな大きな軸があります。
その事事態に中盤まで気づかない作りになってますので、途中で飽きても観つづけて頂きたいです。
OP・EDとても良いです。
以下雑記
現実世界と情報空間の区別が曖昧になるのがいわゆる「サイバーパンク」の特徴ですが、本作品は「子供たちの噂」の世界も重なっていきます。
情報空間のバグやプログラムのゴミなど、大人にとっては無価値なものに意味を抽出し遊ぶ子供たち。
ファミコン全盛時代に「ノーライフキング」って小説がありましたがあれにも少し似ています。