HIROTO さんの感想・評価
4.7
物語 : 4.5
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 4.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
お前の裸を見ても何とも感じなくなってきた キリ
花物語
神原駿河の成長と青春を描いた物語
戦場ヶ原ひたぎと阿良々木暦はすでに卒業していて、時系列では一番未来の話になる。
本作の主人公兼ヒロインは神原駿河と沼地蠟花の2人で構成されている。
この2人が中心となって物語を創っていく。
薬になれなきゃ毒になれ。でなきゃあんたはただの水だ。
このセリフからスタートされるセンスに脱帽。
花物語の世界に一気に入り込む瞬間であった。
自分は原作は未読なので 忍野扇 彼?彼女は正体不明なまま不気味な存在としていいアクセントになっている。
いつ正体が明かされるのだろうと楽しみにしている。(予想もしている)
沼地蠟花がなぜ 悪魔様をやっているのか。
なるほど、人の不幸は蜜の味っていうもんなー。
自分が安心する為にやっている事。
まあ、自分の置かれてる環境が優しい世界ではなかったら、こういう思考に至るもの理解できる。
疑問ではなく、同情の様な感情になってしまった。
たしかに部活をやめる原因にもなっている悪魔の腕が急になくなったらびっくりするし、突然すぎて何が何だがわからないよなー。
走り出したくなる気持ち、傷ができて痛くて嬉しい これだけで駿河の抱えていたものの大きさがわかった。
待っていました!
ヒゲ面 貝木泥舟 ヒゲ似合いますね!
そこからのランナー対決 早い!面白い!
駿河の顔と声にならない声も非常にツボってしまった。
シリアスの中にうまくコメディを絡めて最高のテンションにさせられてしまった。
からの
焼肉奉行もとてもいい、親戚の面倒見のいい無口なおじさん 的確すぎて笑う。
このあとの蠟花ちゃんの話 とりあえず長い!長いよ!
ざっくりいうと
みんなに同情されるのが、癪でイヤになってしまった。
貝木に会い、絶対的な悪もなければ、絶対的な正義もない ということに気づく。
そして怪異という存在を知り、悪魔収集を始めるキッカケになった。
助けたいという自分の気持ちもあった、その結果・・・足が自分に移った。
その結果、不幸収集と悪魔収集を一緒に行うようになった。
複雑な感情を持って家路に着くと 沼地蠟花 の秘密をしってしまう。
でも自分にはどうしていいかわからない、走ろう!走ろう!
からの 暦 登場
だっせーーーーーw
服装と髪型めっちゃださい。
ヒゲの貝木はカッコいい この暦は非常にださい
自分のやりたい様にやれと背中を押してくれる 暦はとてもよかったけどね!
{netabare}そのあとのバスケ勝負はとてもよかった。
沼地蠟花と神原駿河最初で最後の本気勝負。
駿河のパスが知らない内に蠟花を救っていた。
いいもんだな この短い一言でそれがわかった。
不幸でつまらない人生だったけど、この勝負は楽しかった。
最後の思い出は最高のライバルとの本気の勝負、本気のパス、本気で笑ったこと。{/netabare}
お前は青春したんだ。という暦の言葉を受けたようなED
胸にグっと刺さった。
こうなっていたかもしれない未来。
それを見れただけでもとても良かった。
語りがすごい長い部分もあり、少しストレスもあったけど最後のバスケとEDでそんなものが吹っ飛んでいった。
沼地蠟花のハッピーエンド
神原駿河の成長
それが 花物語。