runa21 さんの感想・評価
2.7
物語 : 2.5
作画 : 3.0
声優 : 2.5
音楽 : 3.0
キャラ : 2.5
状態:観終わった
超有名作品のアニメ化
森博嗣の『すべてがFになる』は
講談社メフィスト賞の第一回受賞作品だ。
メフィスト賞というのは
作家になるための登竜門的な賞の一つではあるが、
応募作品は下読みをおかずに直接編集者が読んで審査する。
それゆえなのかどうなのかはわからないが、
この賞の出身の作家さんたちは、
とても独特な感性を持っていて、
会う人と会わない人がはっきり分かれてしまう。
メフィスト賞作家で
アニメでもなじみがある作家さんと言えば
戯言シリーズや、物語シリーズで有名な
西尾維新さんでしょう。
アニメで物語シリーズを見たことがある人は
おそらくわかると思うが、
かなり独特な雰囲気を持っている作品である。
言葉遊びにも似た言い回しや、独特な名前、
ちょっと病んでる感じの雰囲気
「この物語は西尾維新にしか書くことができない」
そういう物語を書いている作家さんです。
西尾維新さんを見てもわかるように
メフィスト賞を受賞する人は
かなり独特な世界観を作品に表します。
おそらくこの賞は
大衆受けをする作品よりも
コアなファンをターゲットにしているとしか思えません。
そのかなり特殊なメフィスト賞の第一回の受賞作品。
原作を読ませてもらいましたが、
正直自分にはよくわかりませんでした。
だけど、
自分の友達は激ハマリし、
この方の作品は全巻制覇していました。
合う合わないが
はっきり分かれるのがメフィスト賞作品。
それを踏まえて、
このアニメ化・・・。
原作は受け入れられなかったけど、
アニメはちょっとコミカルに描かれていて、
比較的わかりやすかったです。
ただ、激ハマリするほどでもないです。
しかし、何回も述べたように
この作品はメフィスト賞の作品です。
合う合わないはその人次第です。
見ようかどうしようか迷っている方は
誰かの批判や賞賛をうのみにするのではなく、
自分の感覚で見るのが一番です。
なので、とにかく一回見てみてください。
この作品にはまるかどうかはあなたの感覚次第です。