ぽたた さんの感想・評価
4.9
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 4.5
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:今観てる
タイトルなし
◆あらすじ
幼い頃から時々 変なものを見る
それは妖と呼ばれるもの
主人公 夏目貴志は様々な妖、人との出会い、別れを経て知っていく
妖にも人にも等しく思いがあり 出会いも別れも、かけがえのない大切なものだと
観ていて 心温まる物語です
◆物語
第一話 「猫と友人帳」
夏目と猫の形を依代としたニャンコ先生との出会いの話
あらすじ
{netabare} 夏目の祖母の遺品の1つ 友人帳
それは祖母が妖に勝負を持ちかけ負かした者の名が載っているもの
友人帳を持つものは 名が載っている妖を操ることができると言われ
それを持つ夏目は 妖から狙われるという
夏目は友人帳に名のある者に名を返したいと思い
ニャンコ先生と もし夏目が死ぬことがあったら その時は友人帳を譲る
という約束の元
ニャンコ先生に力を借りながら 名を返す日々を送っていく{/netabare}
感想
{netabare} 名を返す相手は ひしがき
という名前の妖
ひしがき はいつも1人だった
そんな時に出会ったのは 夏目レイコ
レイコは 妖を見る事ができ ひしがき を恐れなかった
レイコに勝負を持ちかけられ負け 名を預ける ひしがき
「名を呼んだら 駆け付けてね」
レイコにそう言われた ひしがきは どれほど嬉しかった事だろう
だか
レイコは名を呼んではくれなかった
ただの一度も
いつしか ひしがき は寂しさが悲しみに変わり そして憎しみがうまれた
「名を呼ばぬくらいなら 名を返せ」と
少し悲しい気持ちになりました
だけど
夏目が名を返した時に言った 言葉を聞いて
レイコの事を心配していたんだ
と分かりました
悲しいのに 少し暖まる
そんな話でした{/netabare}
第二話「露神の祠」
友人帳に載った名前を返してもらうべく夏目を訪ねた露神の話
あらすじ
{netabare} 露神に名を返そうとする夏目だったが
露神の名がある紙と次の紙がくっ付いて名を返すことができなくなっていた
同時に2人に名を返すしか方法がなく
夏目達は露神が描いたもう一人の妖の絵を手がかりに 探し始めた{/netabare}
感想
{netabare}今回は 露神がメインでしたが 名を同時に返したもう1人の妖
すすぎ にも注目できた話でした
露神が言った言葉
「1度愛されてしまえば 愛してしまえば
もう忘れることなど できないんだよ」
この言葉には心にジーン ときました
ずっと信仰し続けてくれた はなさん や過去に信仰してくれた人々に対する露神の思いがとても現れているように思いました
はなさん が死んだことで 露神に対する信仰が無くなり 露神も消えてしまうが
死後の世界? か どこかで
2人が会えたらいいなぁと思えた
すすぎは 第1話で出てきた ひしがきに 似ている気がしました
独りだった すすぎに 声をかけたレイコ
再び 名を呼んだかの描写は 書かれていなかったですが
おそらく 呼ばれなかったのでしょう
それで ひしがき 同様に って感じがしました
すすぎ も ひしがき も いつか独りじゃなくなって 人間でも妖でも繋がり続けられる存在が見つかるといいですよね{/netabare}
◆主題歌
OPテーマ
「一斉の声」
作詞 - 椎名慶治 / 作曲 - TAKUYA / 編曲 - TAKUYA、h-wonder / 歌 - 喜多修平(Aniplex)
EDテーマ
「夏夕空」
作詞・作曲 - 江崎とし子 / 編曲 - 羽毛田丈史 / 歌 - 中孝介(EPIC Records Japan)
主題歌も心がほんわか する様な素敵な曲でした