yapix 塩麹塩美 さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:今観てる
月刊 銀河英雄伝説 外伝 第2号
創刊にあたってのご挨拶
HDDの不具合により録画データ全喪失(CS番組のみ)という災厄に見舞われたヤビゴスティーニでありますが、ファミリー劇場様のご厚意により「銀河英雄伝説本伝」及び「外伝」を再放送していただけることとなりました。これにより「週刊 銀河英雄伝説」の復刊が可能となりました。復刊号の発行は12月13日を予定しております。
さて、当初は予定していなかった「外伝」のマガジン化でありますが、せっかくのファミリー劇場様の計らいです。このご厚意に報いるために「月刊 銀河英雄伝説 外伝」を創刊することといたしました。外伝に関しましては、原作を読破してはいるのですが、本伝ほど熱心に読んでいないため、ぼんやりした記憶しか有しておりません。おそらく、初見に近い感想になるのではないかと予想されます。そんな「月刊 銀河英雄伝説 外伝」ではありますが、何卒宜しくお願いいたします。
2015/11/23 ヤビゴスティーニ代表 やっぴー
白銀の谷
Kap.Ⅰ
{netabare}まだ身長に大きな差がないラインハルトとキルヒアイス。
「お前はゴミ貯めの中にも美点を見出すタイプだな。俺などに出会わず学校の教師にでもなっていれば生徒の長所を生かすさぞいい教師になっていたかもしれんな。」
そんな仮定は、キルヒアイスにとっては「お前は生まれなかったら生きていなかったな。」と言われるのと同義である。
激情に駆られるキルヒアイス。
襲われる女に己が女神の境遇を重ねてしまったのだ。{/netabare}
Kap.Ⅱ
{netabare}一つ一つマニュアル通りの点検を行う二人。
自らの生命が掛かっているのだ。
慎重にやり過ぎて慎重すぎるということはあるまい。
彼らの前には、まだ、叶えるべき希望しかない。
後ろに築き上げてきた実績も屍も、まだ、ないのだ。
だから、真っ直ぐに、ただ前だけを見て進むことができるのだ。
栄光の為、名誉の為、生きる為、
何のためであれ、戦いはラインハルトを高揚させる。
戦うことそのものが、ラインハルトの生きる糧なのだから。{/netabare}
Kap.Ⅲ
{netabare}あっさりと方を付けてしまうラインハルトとキルヒアイス。
ちょっと不甲斐無さすぎるぞ自由惑星同盟の諸君。
あ、ちょっと、簡単に喋りすぎだよフーゲンベルヒ大尉。
べらべらと・・・あ!ああ!!言っちゃったよ・・・
それ言っちゃ駄目だよ・・・ご愁傷様。
禁句なの。
それを口にしたら、キルヒアイスだって許してくれないんだから。
起死回生とはこのことか!
餓死か凍死かの状況から、基地防衛の立役者へ。
ヘルダー大佐の運命やいかに。
禁句さえ守れば、キルヒアイスが寛大な処置を願い出てくれるかも・・・?{/netabare}
Kap.Ⅳ
{netabare}演技上手いじゃん、ラインハルト。
まんまと乗せられちゃったよ、ヘルダー大佐。
ああ・・・自ら命を絶ってしまったよ。
名誉の戦士と戦勝の武勲。
それぞれが必要最低限の結果を手にすることに。
片や家族の悲しみとそれを補填する年金、
片や待ち望んだ艦隊勤務と輝ける明日。
女の恨みは恐ろしい。{/netabare}
叛乱者
Kap.Ⅰ
{netabare}初の艦隊勤務!
航海長と保安主任。
老朽艦と士気に不安のある乗組員。
おお、モーツアルトが多用される♪
実は・・・ラインハルトって天然だよね。
あらゆることを、破天荒な夢でさえ、大真面目に取り組める。
それが、天才というものなのか。{/netabare}
Kap.Ⅱ
{netabare}頬を赤らめるラインハルト!
そうだよね!未成年は飲酒したらダメだよねw
指揮官は・・・指導者は・・・
その指揮下にある構成員全員の人生を背負っている。
それを自覚し、受け入れたうえで、
生命を捨てさせる命令を下さねばならない。
ラインハルトと言えども、死線をくぐり抜けてきてるんだねェ。{/netabare}
Kap.Ⅲ
{netabare}おおお!今度はブルックナーですか♪
降伏よりも名誉ある死、ねぇ?
生きていれば名誉を回復する機会だってあるかもしれないのにねぇ。
どんな小さな可能性も見逃さず、
そこに希望を見出し、
皆に勇気を与える。
真の指導者には備わっている資質である。{/netabare}
Kap.Ⅳ
{netabare}運。
いかなる優れた資質に恵まれようが、
いかなる有力な家柄に生まれようが、
天に愛されなければ何も成し得ない。
それが、天運をもって生まれるということ。
ラインハルトは持っている、
それもとびっきりの天運を。
一兵卒は知っている、
本能で嗅ぎ取るのだ、
誰について行けば長生きできるかを。
だから、天運を持った指揮官は愛されるのだ。{/netabare}