どらむろ さんの感想・評価
3.7
物語 : 3.0
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
バトルスーツ美少女たちが未来都市で悪徳企業のロボとバトル!全8話のOVAです
1987年~91年にかけて制作された全8話のOVAです。1話辺り50分くらい。
近未来の東京を舞台に、美少女4人組が「ナイトセイバーズ」と名乗って強化服で悪の企業メカとバトルするお話です。
(80年代末の当時としては)美少女(殆ど成人してますが)のサービスシーンと、メカアクションSFが見所…なのですが、現在から見るとあまり期待できないかも。
多くの派生作品とテレビアニメシリーズの大元となった作品、美少女+メカアクションが好きならば一見の価値はある、かも?
※gyao!の無料放送で視聴しました。
{netabare}『物語』
いかにも「80年代!」な感じの雰囲気満載です。
(80年代当時の)スタイリッシュなキャラクター描写や会話やりとり、イカしたアクションの雰囲気を楽しむのが吉かも。
…流石に現代の感覚だと古臭いのですが、こーいうノリを楽しむのもたまには悪くは無いのでは。
物語は基本1話完結で、強化服で超人的強さの美少女チーム「ナイトセイバーズ」が悪事働く不気味な企業メカをやっつける。
その間にゲノム社(悪徳企業)の陰謀の犠牲になった少女との交流と復讐劇とか色々とドラマが進行。
しかし、各キャラの背負っている事情などの掘り下げが乏しいので、盛り上がりそうでいて意外と盛り上がらないです。
50分が冗長に感じてしまう。
バンドシーンが長すぎたり、3話でラスボス退場しちゃったり…
…ここら辺は外伝やテレビアニメ版で掘り下げられているので、それ前提でないと本作単体では話が分かり辛い。
尺は結構あるのだから、もうちょっとメイン同士の交流が欲しかったかも。
それでも強化服女性チームVS悪の企業メカのバトルそのものが熱いので見所は十分。
8話のお転婆カメラマン少女が主役でトラブルに巻き込まれる話が一番面白かったです。
5話の切ない友情ストーリーも中々。
『作画』
流石に古いのですが、80年代的な可愛さは中々捨て難い。
シルヴィが一番美人でした。
お色気サービスシーンは中々オイシイです♪
メカアクションは非常にカッコ良く見所十分。
でも強化服系の問題として、戦闘中は顔隠れてしまう…
『声優』
主人公プリスの大森絹子さんは歌手で本職の声優では無いっぽいのでやや下手かも?でも十分キャラは立ててたのでは。
他は当時の人気声優陣、榊原良子さんの知的な美人お姉様は絶品です。
富沢美智恵さん、平松晶子さんも可愛さ十分。
8話のゲストヒロイン・リサ役の久川彩さんが一番良かったです。
久川さんのチャーミングな演技素晴らしい♪
情報屋の山寺宏一さん、チャラいが熱血警官の古川登志夫さん等、非常に豪華。
3話の中ボス(実質ラスボス)の池田秀一さんも。
…ハマーン様とシャアが対決しているw
『音楽』
大森絹子さんによる楽曲が80年代的なスタイリッシュ。
BGMも雰囲気盛り上げています。
…流石に現代の感覚だと合わないかもですが、たまにはこーいう雰囲気も良い。
『キャラ』
主役4人組は中々キャラ立ってましたが、そこそこの尺あった割には掘り下げや交流不足かも。
男勝りでガサツなプリス、知的なお姉様シリア、一番女の子らしかったリンナ、甘えん坊な婦人警官ネネ、ポテンシャルは高いです。
戦闘時は強化服で顔隠れちゃうのは残念ですが、着替えで少しエロが見れる♪
若き熱血警官レオンが一番主人公としてキャラ立ってました。
ブライアンは(池田秀一ボイスも相まって)悪の黒幕っぽい風格十分でしたが、アッサリ退場で拍子抜け。
せっかくハマーン様もといシリアとの因縁対決だったのに。
5話のシルヴィが一番ヒロインらしかった。
8話のリサちゃんが一番かわいい。好奇心が猫を殺すな感じでピンチ、でもがんばるおてんば娘かわいい。{/netabare}